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天気晴朗なれど波高し。
ルトヴィア帝国で代々海軍提督を輩出する名門ギアス家の三男として生まれたランゾット。一見ひ弱そうに見えながら頭脳明晰の彼は小説家志望だったが、海軍への入隊は本人の意思に関係なく決められていた。士官候補生としてジュリエンド号に乗る前夜、彼は酒場で乱闘に巻き込まれる。そこで出会った同じ海軍士官候補生の男とは!? 流血女神伝の姉妹編は、愛と笑いと冒険の青春海軍コメディ!
天気晴朗なれど波高し。2
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天気晴朗なれど波高し。 2
2010/08/16 14:03
あの二人の物語
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
剣島での洗礼の儀式を次の航海に控え、ランゾット・ギアス五等海尉は、オレンディアという娼婦の少女と出会う。父は死に母は病に倒れたという彼女に、あれことれ気を使うランゾット。
一方、ネイ・カーヴォイは、ランゾットを連れるトルヴァン・コーア六等海尉を見て衝撃を受ける。
物語が完結した後になると何でもないことなのだが、出版時点から見ると章頭の引用文は色々と示唆的な事柄を含んでいる。そして、喪の女王の終盤を彩るギアス提督と修道女の関連性も。
人に歴史あり、という感じですね。