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日本型組織のドミノ崩壊はなぜ始まったか
著者 太田肇(著)
旧ジャニーズ事務所の性加害事件や、ダイハツ、ビッグモーター、三菱電機、東芝などの企業不祥事、自民党の裏金問題、宝塚、大相撲のパワハラ、日大アメフト部の解散、そしてフジテレビ・・・、近年、日本の名だたる組織が次々と崩壊の危機に直面した。そこには共通点がある。「目的集団」であるはずの組織が、日本の場合は同時に「共同体」でもあったことだ。この日本型組織はなぜ今、一斉におかしくなってしまったのか? 日本の組織を改善させる方法はあるのか? 組織論研究の第一人者が崩壊の原因を分析し、現代に合った組織「新生」の方法を提言する。
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2025/04/18 08:27
日本型組織の、ドミノ崩壊が始まった。
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投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここ数年、日本の企業を含む組織の不祥事が多い気がします。
何故なのかを知りたくて、本書を読み始めて納得。
日本の国、組織構成特有の問題があったのですね。
海外の団体等と、イベント等でご一緒する時に思うのは。
「日本型組織」の、内向き志向の強さですかね。
組織と言うのは「目的集団」なのですが。
日本型組織は、同時に「運命共同体」な要素を含み。
良きも悪きも含めて、大小様々な形で存在しています。
しかし昨今。
旧ジャニーズ事務所のトップによる性被害事件や。
ダイハツ・三菱電機・東芝等の、大企業による長年続く不祥事やら。
長期政権・自民党の裏金等、庶民感覚とはズレた問題やら。
宝塚歌劇団や大相撲の、ハラスメントによる重大事件やら。
近年、日本の有名な幅広い組織が次々と崩壊危機に。
筆者は、それぞれの事例について検証。
根底には「日本型組織」の構造があり、社会の変化と共にその「共同体」が崩れ出していると指摘。
現代にあった「新しい組織体」を提言している。
私達の身近な問題の、「自治会」や「PTA」も崩壊の危機にあるそうで。
早めの対処が望まれますね。
良き方向に進むと良いですね。