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19件
天切り松 闇がたり
著者 浅田次郎
夜更けの留置場に現れた、その不思議な老人は六尺四方にしか聞こえないという夜盗の声音(こわね)「闇がたり」で、遥かな昔を物語り始めた――。時は大正ロマン華やかなりし頃、帝都に名を馳せた義賊「目細の安吉」一家。盗られて困らぬ天下のお宝だけを狙い、貧しい人々には救いの手をさしのべる。義理と人情に命を賭けた、粋でいなせな怪盗たちの胸のすく大活躍を描く傑作悪漢小説(ピカレスク・ロマン)シリーズ第一弾。
天切り松 闇がたり 第五巻 ライムライト
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天切り松闇がたり 第1巻 闇の花道
2003/05/07 12:50
惚れたぁ〜っ!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぶるん - この投稿者のレビュー一覧を見る
惚れて惚れて、泣いたっ! なんと粋な登場人物達!
現代の無粋な泥棒諸君、腑抜けな老若男女、とにかくすべての人々へ、
きりりっと背筋を伸ばして読んでみて下さい。日本人の心意気ってもんを、忘れていた人は思い出し、もう一度その身に滾らせろ! 知らない人は、学ぶべし。
天切り松闇がたり 第5巻 ライムライト
2023/06/15 15:20
天きり松 シリーズ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
(5巻)
ライムライトは高校の英語の授業で習いました。
あのチャップリンの名作が題名についた今回の天きり松。
もちろん、浅田次郎氏の創作なのですが、戦争嫌いのチャップリンならこの本の中でこのようにふるまうかもしれません、と思いました。
天切り松闇がたり 第4巻 昭和俠盗伝
2023/06/15 15:15
天きり松
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
(4巻)
可愛くて可愛くてしょうがない寅弥が面倒を見てきた少年が成長してとうとう召集令状が届いてしまう。
夫を戦争で亡くした妻は、今度も戦争に大切な一人息子を戦争に送り出さなければならない。なんて、無情な。卑劣な。
気落ちした寅弥が、つい、占い師に見てもらう場面は、義賊一家の説教寅ではなく、父親の姿でした。
当時の日本にはこういう光景が多かったのでしょうね。やり切れません。