- みんなの評価
3件
お金の整理学(小学館新書)
著者 外山滋比古
知の巨人が考える老後の「生きがいとお金」。
人生100年時代を迎え、「定年後」の時間が断然、長くなった。
「年金が足りない」「受給開始年齢が引き上げられるのでは」「貯金が底をつくかもしれない」--そんな不安の声は尽きない。
そうしたなか、大ヒットの超ロングセラー『思考の整理学』著者で、95歳にして現役で「株投資」を続けている外山滋比古氏は説く。
「もっと前向きに、老後のお金の話をしよう」
不安が消えない時代にだからこそ、上手にお金と付き合いながら、面白がって生きる。年金、貯蓄、相続、仕事、副業、趣味、そして投資--「第2の人生」を楽しく生きるためのヒントがここにある。
お金の整理学(小学館新書)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2021/01/01 00:59
外山さんの「お金論」
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は外山さんの「お金論」。
冒頭より「日本人はエコノミックアニマルではない」という切り口。
日本人の国民性が「お金を考えることを卑しいこと」と考えることが
危険であることを説く。
長寿が当たり前の今にあって、第二の人生を退屈しないように「面白い仕事」を見つけること。
株の勧め。
いずれも外山さんの考え方がしっかりと伝わり、なりほどと思わされた。
他の本と同様に外山さんから学べた一冊。
お金の整理学
2024/01/18 16:14
「株投資」も思考のレッスン
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んで驚いたのは、外山さんが30歳の頃から長い間「株投資」をしてきたことだ。
だからこそ、「定年後の人は株投資を楽しむのもいい」という言葉も出てくる。
つまりは、経験者は語る、だ。
鷲田さんが紹介した「定年後が退屈」云々の言葉は、
外山さんなりの定年後の人びとへのエールだったのだろう。
この『お金の整理学』にはこんな言葉も出てくる。
「定年後の第二の人生は、現役時代の「ふろく」ではない」
「人間らしい生き方をするために、リスクを伴う選択は必要」
それゆえに楽しむ「株投資」を薦めているのだろう。
といっても、個別銘柄を薦めている訳ではない。
外山さんが書きたかったことは「一人ひとりが考えること」が大事で、
「安易なハウツーは、何の意味もない」ということだ。
つまりは、「思考」なのだ。
2020年、96歳で亡くなった外山滋比古さん。
亡くなる2年前に出たとは思えないほど、この本は退屈しない。
お金の整理学
2019/05/27 10:57
わかりやすいお金の話
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:arara - この投稿者のレビュー一覧を見る
『思考の整理学』の外山先生がお金のことをどう考えているのか興味があって読みました。わかりやすくお金の話(特に定年後)でしたが、わかりやすいです。
今度は株式投資についてもっと具体的に書いてほしいです。