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豊田章男が愛したテストドライバー
著者 稲泉連
創業家社長と老エンジニアの企業再生物語。
組織とは? 経営とは? 人事とは?
すべての答えが、このストーリーにある――
「運転のことも分からない人に、クルマのことをああだこうだと言われたくない」
豊田章男にとってテストドライバー・成瀬弘との出会いは、衝撃だった。叱責のあと成瀬は続けた。「月に一度でもいい、もしその気があるなら、俺が運転を教えるよ」
こうして始まったドライビング・レッスンを通じ、豊田は「クルマとは何か」「ものづくりとは何か」を学んでいく。豊田の社長就任から約1年後の2010年6月23日、役目を終えるように、成瀬は67年の生涯を終えた。
<まさに、事実は小説より奇なり。そして、実際に起きてしまった出来事は、時として、つくりものの物語をはるかに凌ぐドラマティックな展開を見せる。成瀬氏と豊田社長もそうだった>(解説・重松清)
59年ぶりの赤字転落、レクサス暴走事故ほか、窮地に陥った巨大企業の再生物語。
※この作品は単行本版として配信されていた作品の文庫本版です。
豊田章男が愛したテストドライバー
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豊田章男が愛したテストドライバー
2023/12/21 14:12
豊田章男、テストドライバーの原点
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投稿者:シルビア - この投稿者のレビュー一覧を見る
トヨタ自動車創業者の孫にして、トヨタ最大の難局を乗り越えてきた豊田章男。
豊田章男が歩んできた人生における、車屋としてテストドライバーとしての原点を描き、トヨタとテストドライバーにして「オヤジ」的な存在だった成瀬弘とのトヨタスポーツ再興と苦悩や葛藤の詰まったノンフィクション作品である。