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12件
きいろいゾウ
著者 西加奈子
宮崎あおい×向井理主演映画化原作。
夫の名は無辜歩(むこ・あゆむ)、妻の名は妻利愛子(つまり・あいこ)。お互いを「ムコさん」「ツマ」と呼び合う都会からやってきた若夫婦が、田舎暮らしを始める。背中に大きな鳥のタトゥーがある売れない小説家のムコは、周囲の生き物(犬、蜘蛛、鳥、花、木など)の声が聞こえてしまう過剰なエネルギーに溢れた明るいツマをやさしく見守っていた。夏から始まった二人の話は、ゆっくりゆっくりとその年の冬まで進んでいき、「ある出来事」を機にムコがツマを残して東京へ向かう。それは背中の大きな鳥に纏わる出来事に導かれてのものだった。
「いつかこの小説のツマを演じてみたいです」という帯コメントを寄せいただいた宮崎あおいさん、雑誌「ダ・ヴィンチ」でのオススメの一冊として紹介していただいた向井理さんの二人が主演となる映画化も決定(2013年公開)。
(底本 2008年3月発行作品)
きいろいゾウ
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きいろいゾウ
2016/10/01 19:53
じんわり
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:風太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
DVDを見てから、原作が読みたくて購入しました。読み終えるとじんわりと暖かい感覚になりました。他の作品も読みたくなりました。
きいろいゾウ
2021/05/17 22:07
理想的な二人
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
心配そうなツマに「欠けていっているから、月。大丈夫ですよ。」とムコは声をかけた、そんなはたから見ていると何のことか意味不明の会話でもひかれあうということは確かにある、というか確かにあった気がする(もうそれは何十年も昔の会話だったから私の場合は詳細は忘れたが)。妻がそばにいるだけで幸せだということ、途方もなく尊いということをムコは気づかずにいたというが、私もそうだ、確かに尊いことだと気づく。平凡だけど幸せにあふれているように見えるツマとムコに亀裂が走ったかのように見える。西加奈子氏もことだから、この亀裂は修復してくれるであろうとは思っていたけれど、最後まではらはらした。この二人が好きだからハッピーエンドで終わってほしいから。
きいろいゾウ
2013/03/31 18:05
きいろいゾウ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポン太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語の構成が面白かった!!