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教誨
2022/12/17 16:16
哀しい物語だ。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
人が生き抜くことが、こんなに哀しいことになるとは、今まで思いもしなかった。二人の子供を殺めた女性死刑囚は、その命を持って罪を償った。彼女の犯した罪は許されるものではないし、罰が死刑であることは、社会で決められたことである。しかし、彼女の過ごしてきた故郷という共同体でのしがらみに基づく仕打ちは、哀しくつらい人生をもたらしたと思う。犯した事実と、そこにある真実は、違うものであり、それを気に留め、それに気づく人は、少なかったのが、哀しい原因かもしれない。
教誨
2023/01/18 08:09
著者渾身の一冊!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
「孤狼の血」のようなエンタメ性もなく、とにかく救いのない物語ですが、「犯罪とは?」「人生とは?」「真実とは?」等々様々なことを問い続ける著者渾身の一冊だと思いました。舞台である秋田県で起きた連続児童殺害事件がベースの一つのようですが、あの事件も「報道されない真実」は何だったのだろうと思いを巡らせています。
教誨
2022/12/21 23:45
引き込まれます
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
死刑が確定した受刑者とその死刑執行後の遺骨を引き渡された者の行動と心の中がリアルに描かれています。ラストは想像を超えた展開です。