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3件
やわらかい砂のうえ
著者 寺地はるな
圧倒的共感度で大注目の著者が贈る“人生がいとおしくなる”恋愛小説。ためらいなくつないだ手を、離せるように、隣を歩くあなたを信じたい。世の中の「あたりまえ」につまずいてばかりいた万智子。でも、自分のままでいたいと願うことで世界は変わってゆき……。砂丘の町で育った万智子は大阪の税理士事務所で働く２４歳。顧客のウエディングドレスサロンのオーナー了さんに頼まれ、週末だけお手伝いのアルバイトをすることに。了さんに連れていかれた「あつまり」で万智子は美しくてかっこいい年上の女ともだちに出会う。そんなある日、サロンに早田さんという男性が現れ、人生はじめての「恋」のときめきを感じる万智子だったが……。きれいになるのは誰のためかをぜったい間違えたらあかんでー自分を好きになりたい万智子の、小さな勇気を抱きしめたくなる成長物語。
やわらかい砂のうえ
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やわらかい砂のうえ
2023/02/21 12:53
読んでよかった
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：あやめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
万智子は、世の中の「当たり前」に躓き「内面の私を見てほしい」と思う面倒くさい性格の女の子。しかし、了さん、色んな背景を持つ美しくてかっこいい年上の女ともだちに出会うことで成長していきます。
「美しくなることは、他の誰かのようになることを目指すのではなく、自分が自分のまま世界と向き合う力を得ること」がこの作品の土台でした。
最後まで読んで良かったと思えた一冊。
やわらかい砂のうえ
2022/10/30 09:36
不完全な人たちの成長
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
寺地さんらしい優しさと厳しさのあるお話。
初めての恋の失恋で終わるのかと思ったが、元彼も成長してこれからが楽しみな若者になっていた。
２４歳、故郷鳥取を離れ大阪で一人暮らしを始めた万智子。
いつか税理士になることを目指し働きながら税理士の学校に通いたいと考えている。
お金を貯めなければと考え、休日もウエディングドレスサロンで働くことになる。
そこからお友達が増え、彼氏も出来て、万智子の生活も変わっていく。
職場でも友達とも上手く関係を保つことに悩む人は多い。
関係を保つために自分を見失ったり、落ち込んだり。
自分でもこんな風に気持ちを保って過ごせそうだと、読後は思える。
2024/07/17 15:25
自分は自分
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
他人は他人だから、自分のものさしで他人を測っちゃいけない。
測ったっとしても、他人に意見したり、おしつけたりする必要はない。
そういう人、いっぱいいるけどね。
