- みんなの評価
5件
Rのつく月には気をつけよう
著者 石持浅海
湯浅夏美と長江高明、熊井渚の三人は、大学時代からの飲み仲間。毎回うまい酒においしい肴は当たり前。そこに誰かが連れてくるゲストは、定番の飲み会にアクセントをつける格好のネタ元だ。今晩もほら、気持ちよく酔いもまわり口が軽くなった頃、盛り上がるのはなんといっても恋愛話で……。ミステリーファン注目の著者が贈る傑作グルメ・ミステリー!
Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
Rのつく月には気をつけよう 1
2020/08/07 20:29
お酒好きにはたまらない
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tansoku - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎回違うゲストを招いて行う飲み会。美味しいお酒とアテとゲストが持ち込む謎。
長江君の事を揚子江と揶揄する熊さんの関係が良いなぁと思っていたら…そういう事でしたか。
個人的にはそば粉のガレットとブランデーの組み合わせがとても気になります。
Rのつく月には気をつけよう 2 賢者のグラス
2019/09/23 16:13
家飲みの席で
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
家族ぐるみの付き合い二家族の家飲みの席、美味しい料理とお酒が進んでいくうち、
あるキーワードで知り合いの話を思い出します。
『悪魔から頭脳を買った男』が話の裏側の真相を明かします。
特に死人が出るわけでなく、日常の些細な事、ある夫婦の離婚、子供の夏休みの宿題のエピソードなど、ちょっとブラックで解き明かせば清々しい気分になる。
Rのつく月には気をつけよう 1
2010/11/29 17:46
謎よりもお酒よりもお料理よりも…とにかく羨ましくなるっ!!!そんなミステリ。
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハジメマシテの作家さん。お名前だけは以前からよく目にしていたのだけれど、なかなか読む気になれずずるずると。でも書店で偶々見かけた本書の内容に魅かれて、ついにデビューしてみた。
社会人になって何年目かの湯浅夏美・長江高明・熊井渚は大学時代からの飲み飲み仲間だ。卒業後それぞれ別の道を歩んでいる今も、定期的に集まっている。三人の集いの決まりは三つ――おいしいお酒と素敵な肴、そして毎回、違うゲストを誰かが連れてくること。そのシンプルな取り決めを順守して、今宵も宴が開催される…。
ジャンルとしては一応、ミステリ短編集――安楽椅子探偵もの――だ。毎回誰かが連れてきたゲストの話から日常の謎が発掘され、夏美や長江、熊井がそれぞれの意見を交換し、最終的には頭脳明晰な長江が解決してしまうというのが各話のパタン。
ミステリとしては…うーん、可もなく不可もなくというところ。ちょっとこじつけっぽいところがあるような気もするのだけれど、トリックを重視しないわたしにとっては許容範囲。
トリック云々よりも本書において重要になってくるのは登場する料理やお酒…といいたいのだけれど、食べる段の描写や料理そのものの描写にそそられることはなかった。
ただ、料理よりもミステリよりも惹かれたものがある。それは、夏美たち三人の関係と共有される時間だ。ただ単に「羨ましいっ!!!」――そう思った。
卒業後何年たっても集える仲間。単純なようでいてそれぞれの環境がいろいろ変わると結構難しい。いや、簡単なことなんだけれど、継続するのがなかなか。いや、継続以前に、集うこと自体が難しいだろう。
久々にあの頃の「みんな」と無性にあいたくなってしまった。どうせ展開されるのは、くだらない話なんだろうけれど(笑)。
『Rのつく月には気をつけよう』収録作品
・Rのつく月には気をつけよう
・夢のかけら 麺のかけら
・火傷をしないように
・のんびりと時間をかけて
・身体によくても、ほどほどに
・悪魔のキス
・煙は美人の方へ