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わるいやつら
著者 松本清張 (著)
米倉涼子主演のドラマ原作。“どのように美しくても、経済力のない女は虫のように無価値だ”医学界の重鎮だった亡父の後を継ぎ、若くして病院長となった戸谷信一は、熱心に患者を診療することもなく、経営に専心するでもない。病院の経営は苦しく、赤字は増えるばかりだが、彼は苦にしない。穴埋めの金は、女から絞り取ればいい……。色と欲のため、厚い病院の壁の中で計画される恐るべき完全犯罪。
わるいやつら(下)
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わるいやつら 改版 上
2014/06/05 20:44
いいやつ出てきません。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
出だしから悪やつ登場です。
主人公からの視点で物語っており、その馬鹿さ加減(?)がおる意味滑稽にすら思えてくる。「そんなに単純な考えでいいのか?」と浅はかすぎる主人公に、ドキドキしてしまった。
昭和40年代?ころの時代背景を考えると、その辺の思考回路は当たり前の範疇だったのかな?終盤に差し掛かると悪い奴だけではなく、題名通り「やつら」が登場してきます。
なんとなく予想はついていたが、主人公の強気?(ある意味馬鹿?)な考えには頑張れ!と声援すら送りたくなった。
古い時代の小説だが、携帯・パソコンが登場しないだけで、内容は現在でも有り得る・通じる物語だと感じた。
わるいやつら 改版 上
2023/06/13 09:03
わるいやつら上
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性から金を巻き上げることに熱心な医師。遊興費、病院の赤字補填等のお金を女性に出させ、自らは若い女性に溺れ彼女との結婚を望む。その前に立ちはだかる女性を立を亡き者にするが・・・・・。
あまり読んでいて気持ちのいい話ではありませんでしたね。悪い奴らというよりもただの下衆という感じです。下巻は下衆の医師に鉄槌が下されそうな展開ですね。女性に身ぐるみをはがされて逮捕されるという結末でしょうかね。