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8件
漂流
著者 吉村昭
江戸・天明年間、シケに遭って黒潮に乗ってしまった男たちは、不気味な沈黙をたもつ絶海の火山島に漂着した。水も湧かず、生活の手段とてない無人の島で、仲間の男たちは次次と倒れて行ったが、土佐の船乗り長平はただひとり生き残って、12年に及ぶ苦闘の末、ついに生還する。その生存の秘密と、壮絶な生きざまを巨細に描いて圧倒的感動を呼ぶ、長編ドキュメンタリー小説。
漂流
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2025/03/29 20:34
素晴らしいです
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代に土佐藩の運搬船が難破漂流の結果、鳥島に辿り着き、仲間を全て失ったのち、大阪や薩州の漂流者たちと合流し、帰還を果たすした主人公たちの長年に亘る壮絶なサバイバルストーリーです。これは、何と言って良いのか。
漂流 改版
2022/02/15 18:16
吉村昭の本領
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
近代日本文学において「記録文学.史伝」というジャンルを切り開いたのは森鴎外だそうだが、それの正当な後継者である吉村昭の本領が存分に発揮された名作である。余計な感想感情を一切加えないドライだけれど平易な文体で語られる極限の生活は読むものを圧倒する。作者の感情の押しつけがないだけに、読者の想像力感情が嫌でも盛り上がってきてしまう。
漂流 改版
2021/10/31 14:49
気になってました
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投稿者:すいか - この投稿者のレビュー一覧を見る
たまたま見つけた本でしたが、いろんなところで話題になっていたので気になっていました。ついに購入して読み始めました。期待通りでした。