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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 11件

痴人の愛

著者 谷崎潤一郎 (著)

きまじめなサラリーマンの河合譲治は、カフェでみそめて育てあげた美少女ナオミを妻にした。河合が独占していたナオミの周辺に、いつしか不良学生たちが群がる。成熟するにつれて妖艶さを増すナオミの肉体に河合は悩まされ、ついには愛欲地獄の底へと落ちていく。性の倫理も恥じらいもない大胆な小悪魔が、生きるために身につけた超ショッキングなエロチシズムの世界。

痴人の愛

税込 737 6pt

痴人の愛

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みんなのレビュー11件

みんなの評価4.2

評価内訳

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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

痴人の愛 改版

2003/10/25 02:23

耽美主義の勾玉的作品

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぎっちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

待ってました。
という言い方はおかしいけれど、読書暦の浅い私にとってこれほどセンセーショナルな作品はありませんでした。
『恋愛』や『性欲』『嫉妬』といった数知れない男女間の感情を歪ませながら、一人称で語られる主人公・譲治の狂おしい愛欲の世界。
そこにある種の美しさすら感じてしまった私は谷崎マジックに完全に魅了された一人なのでしょう。
けど、この作品って女性に理解できるんですかね?(と、いうか今まで聞いた女性の感想は『譲治って馬鹿じゃないの?』の一点張りでした…)
私自身は譲治の世界に近い感覚というのを覚えます。この本を読んでいる最中もそうでしたが、自分の理性の一線を画す女性の存在がこの世に存在するということ。自分の今までの『生』を否定するかのごとく現れる絶対なる『性』の存在。貪りながらどこまでも溺れゆく。
まさに馬鹿、まさに痴人ですね。破滅的といわれりゃそれまでなんですけどね…
それほどの魅力を持った女性『ナオミ』。もうそんな女には出会いたくないです。

さて、この作品はいくつか映画化されていますが、オススメは1967年大映株式会社からでている
 『痴人の愛』
 監督 増村保造
 ナオミ 安田道代
 譲治 小沢昭一
 です。それでなんと慶應ボーイの浜田が田村正和です。若っ!!!
ただ、自分の『ナオミ』像を満たすことには映画では限界があると思いますのであしからず。けど譲治の異常さはよく表現できていると思います。

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痴人の愛 改版

2006/11/22 17:47

異性との付き合い方や欲望の輪郭があいまいになってきた現代人に再び問いかける作品

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:レム - この投稿者のレビュー一覧を見る

 突然きれいな小鳥が飛んできて、鳥かごに入れて飼うことにしたとする。
それも自分ひとりだけの秘密なのだ。
教えるほどになつき、指先や肩に乗る。朝な夕なにこれを眺め、きれいなさえずりを聞く。
なんと心が和むことだろう。
ましてやこれが小鳥ではなく、美しい15歳の少女であったら・・・。
しかも何でも自分の思いのままになる少女だったら・・・。
 この物語は、少女ナオミと一人の男、譲治との出会いから始まる。始めは鳥かごに入っていて、自由になるはずのナオミだったが、すぐに蠱惑的な子悪魔に変身し、やがてその素性や本性が露わになっていく。
 ナオミ・・・。単なる淫婦なのか、いや、もっと質の悪いサソリのような女なのか、それとも天衣無縫の天使の降臨か。彼女の微笑みは、性の前に跪く男性諸氏への冷笑か・・・。
 大正時代の日本にナオミズムという現象まで巻き起こした原点がこの一冊である。
 譲治は、性的な肉体としてのナオミを、そしてナオミという理想の女性像を手放したくないがために、精神的にも服従し、経済的にも身を持ち崩してまで彼女を追い求めていく。確かに彼は、マゾヒズムと呼ばれる状態に陥っていると言えよう。しかし、文芸評論家の磯田光一氏が、「何ものかのため自己を隷属させることによってこそ、はじめて自己を確認できる」と評したように、欲望の先の彼岸は己の姿であり、もしかしたらこれは究極の自慰行為が綴られた小説なのではないだろうかと思うのである。ここに、マゾヒズムそのものを目的とする行為とは決定的な違いがあると思う。
 そしてこの小説のもうひとつの面白みは、登場人物はさして文化的ではないにもかかわらず、非常に教養にあふれている言葉や文章が、所々にキラリと繰り出される事だ。つまり、この小説の中での語り部が譲治であると同時に、早熟な作家として世に出た教養人、谷崎潤一郎の独白とも受け取れる。
 谷崎が、39歳の時に書き上げたこの小説「痴人の愛」は、異性との関係のあり方や欲望の輪郭があいまいになってきた現代人に、時代を超えて再び問いかける一冊だろう。

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痴人の愛 改版

2019/10/27 22:18

ナオミにもモデルがいるらしい!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

世間的には谷崎潤一郎が大正時代の低迷期を脱出した記念碑的作品と評価されている。私はこの文豪の最高作は「細雪」(というよりは日本の文学作品の中で)と思っているので、どうしても比較してしまうのだが、もちろん最高級の作品であることは間違いない。妻を他人に譲るというとんでもない話「蓼喰う虫」は実話をもとに描かれているということには驚かされたが、この作品に出てくるナオミにもモデルがいるということにも驚かされる、この人の女性観って、どうなっているんだろう。作品を読み進めていって思えたのは、どうしてこんな女とすぐに分かれないんだろうということだったが、そうだろうな別れられないだろうな、他人から「あんな女、売春婦と同じじゃないか」って罵られても、好きになったらどうしようもないものなとも思ってしまう

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