サイト内検索

詳細
検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、年齢認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 5件

あの歌がきこえる

著者 重松清 (著)

意地っ張りだけどマジメなシュウ、お調子者で優しいヤスオ、クールで苦労人のコウジは、中学からの友だち同士。コウジの母親が家出したときも、シュウがカノジョに振られたときも、互いの道を歩き始めた卒業の日にも、三人の胸にはいつも、同じメロディーが響いていた。サザン、RC、かぐや姫、ジョン・レノン……色あせない名曲たちに託し、カッコ悪くも懐かしい日々を描く青春小説。

あの歌がきこえる

税込 605 5pt

あの歌がきこえる

ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは

ほしい本に追加(値下がりすると通知がきます)

ご利用中のデバイスが対応しているかご確認ください

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac

対応デバイスごとのコンテンツタイプやファイルサイズヘルプ

オンライン書店e-honとは

e-hon

hontoは「オンライン書店e-hon」との連携を開始しました。
e-hon」は書籍、雑誌、CD、DVD、雑貨といった多岐に渡る商品を取り扱う総合オンライン書店です。130万点以上の取り扱い点数、100万点以上の在庫により、欲しい商品を買い逃しません。honto会員向けにお得なキャンペーンを定期的に実施しています(キャンペーンに参加するにはMy書店をhontoに設定して頂く必要があります)。
・まだe-honの会員ではない方
下記リンクからe-honへ遷移し会員登録する際に自動でhontoがMy書店に設定されます。
・既にe-honをご利用いただいている方
「マイページ」-「会員情報の変更」-「My書店の変更」に進み、検索窓に「honto」と入力し、検索結果画面で会員登録ボタンを押すことでMy書店がhontoに設定されます。

e-honで紙の本を探す

※外部サイトに移動します。

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ ファイルサイズ
ブラウザ EPUB
iOS EPUB 3.7MB
Android EPUB 3.7MB
Win EPUB 3.7MB
Mac EPUB 3.7MB

読割50とは?

hontoネットストアおよび、丸善・ジュンク堂・文教堂の提携書店にて対象の紙書籍を購入すると、同一の電子書籍が紙書籍の購入から5年間、50%OFFで購入できるサービスです。
購入時点で電子書籍が未発売でも、紙書籍の購入時期にかかわらず、電子書籍の発売後5年間、50%OFFで購入できます。

または読割50のアイコンがついている商品が対象です。

一部、対象外の出版社・商品があります。商品ページでアイコンの有無をご確認ください。

  • ※ご利用には、honto会員登録が必要です。
  • ※書店店頭でのお買い物の際は、会計時にレジにてhontoカードをご提示ください。
  • ※hontoが提供するサービスで、販売価格の50%OFFを負担しています。

読割50について詳しく見る

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー5件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

あの歌がきこえる

2009/08/15 21:05

青い時代を思い出させてくれた一冊

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サムシングブルー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 重松作品はまぶたの奥が熱くなって、もうすぐ涙で文字が見えなくなっちゃう、と思う瞬間が幾度かやってきます。
 昭和50年、本州の西端に近い港町に住むシュンとコウジとヤスオは中学一年生。シュンとヤスオは小学校の頃からの友達です。口より手のほうが早いシュンはやんちゃで温かい子どもです。シュンとコウジは犬猿の仲。コウジの母ちゃんは家を出ていってしまい、遠足の日には紙パックの牛乳とジャムパン一つだけでした。シュンは母ちゃんに作ってもらった特製弁当をコウジに差し出しますが、決闘になってしまいます。そこに雷雨が。雨宿りをしながら二人は中村雅俊の『僕たちの勲章』の挿入歌『いつか街で会ったなら』を歌うのです。
 最後のフレーズ 「それでもいつか/どこかの街で会ったなら/肩を叩いて微笑みあおう」 を何度も何度も繰り返し歌う場面に、その瞬間がやってきました。

 そう、この作品はその時々の歌をタイトルにした小説です。第6話のタイトルは『旅人』。シュンたちは田舎町の名門校・セトコーに入学します。
 「やがて深いしじまが 星をかざるだろう/君のあつい思い出/胸にうるむ夢を 埋めて/時はゆくとも/いのち果てるまで/君よ夢をこころに/若き旅人よ」

 シュンたちが互いの道を歩き始める第12話のタイトルはRCサクセションの『トランジスタ・ラジオ』。
 「こんな気持ち/うまく言えたことがない」
 歌の歌詞を活字で読むと、胸が震えます。

 シュンは重松清さんなのでしょうか。『あの歌がきこえる』は青い時代を思い出させてくれた一冊でした。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

あの歌がきこえる

2009/07/28 08:05

私だけの「あの歌」をききたくて

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 誰にしも懐かしい歌がある。思い出に刻まれた歌がある。メロディーや歌詞を思い出せば、それとともに浮かびあがる風景や時の記憶があって、時にそれらは鼻の奥をつんとさせる。
 そんな心情を描かせれば、重松清は当代一の作家だろう。
 本州の西端に近い港町を舞台に、昭和50年(1975年)からの六年間を描いた連作集の、それぞれの作品のタイトルとなった歌は、「いつか街で会ったなら」「戦争を知らない子供たち」「オクラホマ・ミキサー」「案山子」「さよなら」など、全部で十二曲。
 その時代であったら、あの歌も流行った、この唄も忘れがたい、人それぞれあるとしても、これは三人の少年が中学一年から高校三年までに出会った「あの歌」であるから仕方がない。
 これは彼らの青春物語なのだ。

 主人公のシュウとは相性のよくないコウジに妙な噂がたつ。コウジの母親が家出をしたという、嫌な噂。普段は仲のよくないコウジだが、元気がないのが気にかかるシュウ。小学校の頃からの友だちであるお調子者のヤスオをうまくつかって、コウジに接近しようとするのだが、それもうまくいかない。三人の登場人物のそれぞれの性格描写と、三人の友情の始まりを描いた「いつか街で会ったなら」。「戦争を知らない子供たち」を大声で歌いながらもまだ戦争がそんなに遠い記憶でなかった頃の苦い思い出を描いた「戦争を知らない子供たち」。人生初めての岐路となる高校受験でシュウが密かに思いを寄せる彼女が不合格となる「好きだった人」。
 同じ高校に入学はしたものの、いくつかのエピソードをはさみながら、やがてそんな三人にも別々の道が訪れる。そして、高校の卒業の日、物語は三人の友情のはじまりとなったエピソードへ戻っていく。

 「俺の生きている毎日は、悲しいぐらい、ガキの日々だった」(169頁)。
 そんなシュウたちの思いに重なる歌の数々は、誰もがたどる、おとなへの道の前奏曲だ。

 これは重松清が紡いだ、あの頃だ。
 同じような心の痛みやどうしようもない苛立ちは似ていても、これは重松清の物語だ。私の物語ではない。あなたの物語でもない。
 それなのに、どうしてこんなにも切ないのだろう。それは、心に寄り添って励ましてくれた、あの頃の歌たちとどこか似ている。
 気がつけば、私だけの「あの歌がきこえる」。

 ◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でご覧いただけます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

あの歌がきこえる

2024/07/29 11:12

良い本です

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

中学から高校卒業の六年間を音楽と共に紡ぐ切ない物語です。自分の六年間と照らし合わせながら、また当時の気持ちと今だからわかる親の持ちとを同時にシンクロさせながら、あっという間の時間でした。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

実施中のおすすめキャンペーン

本の通販連携サービス

このページの先頭へ

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。