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2件
山椒魚(新潮文庫)
著者 井伏鱒二
老成と若さの不思議な混淆、これを貫くのは豊かな詩精神。飄々として明るく踉々として暗い。本書は初期の短編より代表作を収める短編集である。岩屋の中に棲んでいるうちに体が大きくなり、外へ出られなくなった山椒魚の狼狽、かなしみのさまをユーモラスに描く処女作「山椒魚」、大空への旅の誘いを抒情的に描いた「屋根の上のサワン」ほか、「朽助のいる谷間」など12編。
山椒魚(新潮文庫)
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山椒魚 改版
2022/05/14 13:19
有名な・・・
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投稿者:ないものねだり - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名な作品。教科書にもよく採用される。一応、読んでおいても悪くはない。作者は健全な精神の持ち主だと思うが、描かれている世界が王道を進む者の視点ではない面は、すくすくと育つ子供には薦められない気もする。どれくらいの年齢で知っておくべきか。読み手の境遇を考慮する必要。出版物は、広く公に出版される事実。
山椒魚 改版
2023/05/22 20:03
読み直し
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔読んだことがある・・・・・・と思って読み始めて気が付いた。
あれ?山椒魚はどうして岩屋に入ったの?
私は、山椒魚が蛙を閉じ込めるために岩屋に入ったと思い込んでいたのだ。
実際は時系列が逆だった。
周りに聞いたら「なんとなく入ったんじゃない?」
人間(ここでは山椒魚だけど)ってそんなものなのかもしれない。