- みんなの評価
2件
果心居士の幻術(新潮文庫)
著者 司馬遼太郎
超人的な力の持主であるがゆえに、戦国時代の武将たちの運命を左右しながらも、やがては恐れられ殺されていった忍者たちの不可思議な生き様を描いた「果心居士の幻術」「飛び加藤」。そのほか、日本建国の神話に題材を取った「八咫烏」から、幕末・新選組の裏面史を扱った「壬生狂言の夜」まで、歴史の中に埋もれた興味深い人物・事件の数々を掘りおこした作品集。
果心居士の幻術(新潮文庫)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2023/03/16 09:55
自分も幻術に惑わされそうになる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
化学が発展していない時代、夜となれば明かりが乏しく暗闇がそこここにあり、何かがうごめいているような、人知を超えた存在をいとも簡単に信じてしまう時代。
このような幻術師が跋扈していたのでしょう。巧みに人心を惑わせ思うがままに操ようとする人々。また、それに対抗しようとする人々。それらが織り成す不思議世界がありました。
果心居士の幻術 改版
2017/05/30 16:31
だぶりが多い短編集
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:井沢ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集。既に読んでいた内容も多い。おそらく他の出版社で組み替えた短編集で、「果心居士の幻術」、「とび加藤」、「壬生狂言の夜」、「牛王加持」はすでに読んだ。出雲族と天孫降臨族との混血人「八咫烏」、百済からの帰化人で墳墓の盗賊と反乱を起こした藤原の広嗣との出会いを描いた「朱盗」は初めて読んだが、史実かどうかは何とも言えないが面白く読めた。