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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 6件

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―(新潮文庫)

著者 佐藤優

ロシア外交、北方領土をめぐるスキャンダルとして政官界を震撼させた「鈴木宗男事件」。その“断罪”の背後では、国家の大規模な路線転換が絶対矛盾を抱えながら進んでいた――。外務省きっての情報のプロとして対ロ交渉の最前線を支えていた著者が、逮捕後の検察との息詰まる応酬を再現して「国策捜査」の真相を明かす。執筆活動を続けることの新たな決意を記す文庫版あとがきを加え刊行!

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―(新潮文庫)

税込 869 7pt

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―(新潮文庫)

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みんなのレビュー6件

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評価内訳

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国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

2008/06/29 18:44

爬虫類の眼ではなく、正視眼で……

23人中、23人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぶにゃ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 副題は『外務省のラスプーチンと呼ばれて』となっている。
 ラスプーチンとは帝政ロシア末期に現れた祈祷師で、ニコライ皇帝やその家族の寵愛を受けながら政治に口をはさみ、ロシアを破滅に導いた悪しき怪僧としてすこぶる評判の悪い坊さんである。佐藤優は外務省を陰であやつるラスプーチンということになっていたようである。数年前、ポアンカレ予想を解決したロシアの数学者グリゴリー・ペレルマンの顔写真を新聞で見て、「ああ、ロシアにはまだラスプーチンがいる」と、妙な錯覚に陥ったことを思い出す。あの異形の顔付にくらべれば、佐藤優の小肥り顔はまったく愛嬌がありすぎる。
 さて、たいへん面白い本である。拘置所の生活、検事との丁々発止、国策捜査について、諜報活動、鈴木宗男との熱き信頼関係、外務省の実態、裏切り、日本とロシアの行方、等々、もっと早く読んでおいても損はなかったなと思わせるくらい中身が濃い。なにより文章が生き生きとして、描写が正鵠を射ているのである。たとえば、田中真紀子大臣が佐藤優の仕事部屋をぬきうちに訪ねて質問をする場面。「一瞬、私と眼があった。田中女史は、ほほえんでいたが、眼は笑っていなかった。爬虫類のような眼をしていた」とある。そう、たしかにアレは爬虫類の眼だと合点するのは僕だけだろうか。
 しかし一方で、彼は、盟友鈴木宗男の宿敵田中真紀子を「天才」と評価する。この本に貫かれている基底部は、そうした彼の人間に対する平衡感覚である。敵であれ、味方であれ、状況によっては味方にもなり、敵にも変わる。人間とはそういうものであり、決して善か悪かで一方的に決めつけられるものではないという当たり前の感覚、いわば正視眼で人間を捉える姿勢を佐藤優は貫いている。この姿勢があるからこそ、凡百の自画自讃本や暴露本とは一線を画すことができるのである。
 拘置所内での、あるエピソードがいい。ひょんなことから、著者は死刑囚の獄舎にはいることになる。独房で隣り合わせになったひとりの死刑確定囚は、いつも冷静沈着で、看守にも囚人たちにも尊敬されている。ある日、看守が、「面会、お母さんだよ」と言うと、「おふくろ、すぐに行きます」と言って、独房から廊下を小走りに面会場のほうへ向かっていく死刑囚の姿が見えた。その背中にはうれしさがにじみ出ていて、著者も自分の母親を思い出してしまう。そして、この「うれしそうな隣人の後姿を私は一生忘れることはないと思う」と結んでいる。この死刑囚は、連合赤軍の坂口弘である。外交官の佐藤優とは、政治的にまったく相容れない思想の持ち主であることは容易に了解できる。しかし、彼はここでも正視眼で坂口を見ている。保釈後に坂口の獄中手記を読み、その思索の内容が真剣で高い水準のものだと評価するのは、彼自身、大学では神学を学び、キリスト教徒という信仰者として、宗教や哲学に深い造詣を持つからでもあろう。
 
 ロシアのラスプーチンは、結局、暗殺されて生涯を終えたが、このラスプーチンはどうであろうか。現代の日本社会でそんな物騒な事件は起こり得ない、と言い切ることができないほど、日本の社会はどこかで病んでいるのではないか。血を流すことはなくても、社会的抹殺は、いつでも誰にでも起こり得る現代の暗殺である。
 国家の罠に嵌り込んだラスプーチンの戦いは、まだまだ続く。      

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国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

2010/07/13 22:20

朝日新聞「ゼロ年代の50冊」のうちの一冊

13人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る


 背任や偽計業務妨害の容疑で逮捕された元外務省職員が、自らの無実を明らかにする目的で事件の背景を描いた一冊。

 著者は最終的に有罪とされ、執行猶予付きの判決が確定しています。したがって本書の著者の主張は司法の場では認められなかったものであり、一読者である私には本書の内容が“真実”であると確信するだけの材料はありません。
 単なる著者の自己弁護の書としてしか読むことができないおそれも承知しています。

 しかし、私は三つの点で本書を大変興味深く読みました。 

 一つ目は、司法と対峙した時の大きな恐怖と無力感を強く味わった点です。
 本書に描かれる「国策捜査」は、物的証拠よりも証言によりかかったものであり、検察の厳しいその追及手法は、知力・精神・肉体が著者ほど頑健でない普通の被疑者には到底乗り越えられそうもない苛烈で理不尽なものです。

 二つ目は、「国策捜査」の時代背景として著者が指摘する日本の政策転換です。ケインズ型公平配分路線からハイエク型傾斜配分路線への、そして地政学的国際協調主義から排外的ナショナリズムへの政策転換が、--著者のいう「国策捜査」の背景を真に言いえているとまではいえないものの--日本社会の近年のありようを的確に言い当てていますし、それに対する著者の抱く危機感にも同調しないではいられないのです。

 三つ目は日本のロシア外交の一筋縄ではいかない複雑さの一端を垣間見られたところです。対ロシア政策においてイスラエルのロシア研究者を重視するという、素人目にはなかなか理解しづらい背景や、北方領土への経済支援が恒久的インフラ整備ではなぜダメなのかなど、いちいち頷かないではいられない挿話が登場します。

 本書によれば2030年には著者の事件に関わる一連の外交文書が公開されるとか。本書の著者の主張がどこまで真実であったのかが明からになるその時を、興味深く待ちたいと思います。

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国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

2023/08/31 09:12

フィクション以上です

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

何が罪で何が真実であるのか、いつの間にか風向きが変わり、囚われの身になってしまうのか、また検事とのやり取りなど知ることのない世界を垣間見ることができて、恐ろしくなりました。

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