電子書籍
英語の害毒(新潮新書)
著者 永井忠孝
日本人の多くは英語を必須能力と捉えている。会話重視の教育はさらに低年齢化し、「日本語禁止」の企業まで登場する始末だ。それが「自発的な植民地化」への道だとも知らず――。本書では、気鋭の言語学者がデータに基づき英語の脅威を徹底検証する。「企業は新人に英語力など求めていない」「アジアなまりの英語こそ世界で通用する」等、意外な事実も満載。英語信仰の呪縛から解き放たれること必至の画期的考察!
英語の害毒(新潮新書)
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紙の本英語の害毒
2015/10/24 18:08
まさに私の言いたいことを代弁してくれる本です。
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:気のない英語老師 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は高校教員として30年間、英語を教えてきましたが、まさにこの本の言う通り、「21世紀の日本に英語はいりません。」私自身は、25歳の時に英検1級を取得しましたが、その後30年間、1度もその資格が役に立ったことはありません。日本はそれほど英語が要らない国なのです。また、世界で通用するしっかりとした英語を習得したければ、日本語の読み書きの土台をしっかりと作ってから、英語の読み書きの訓練をきちっとするしかありません。私自身は中学校時代は英語は嫌いで、高校は実業高校に行きましたが、高校卒業後、21歳から英語を本格的に勉強し始めて、25歳で英検1級まで届きました。小学校から英語を始めないと十分なコミュニケーション能力がつかない、などというのはデタラメです。むしろ、小学校時代は日本語の読み書きにしっかり時間をかけて、母国語の土台を作っておくべきです。この本の著者、永井氏と同様に、英語教育者として、小学校への英語教育の導入には断固反対します。
紙の本英語の害毒
2016/04/25 00:38
日本人であることの誇り
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:質屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
受験のみならず就職でも最重要項目の一つとしてあげられる英語。
その方針は本当に正しいのか?「国際化する世界において英語はますます重要になっていく」のか?日本にとって必要な人材とは?
日本の歴史と現状を鋭い視点からわかりやすく説明していた。
ところどころ行き過ぎ、言い過ぎな箇所もあったが、現在の日本人の盲目的な英語信仰に、そうまでして一石を投じたかった故であるかと思われる。
類似の本もいくつか読んだがこの本が一番分かりやすい。一読の価値あり。