- みんなの評価
54件
何者(新潮文庫)
著者 朝井リョウ
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。
何者(新潮文庫)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
何者
2015/10/21 22:52
こういうことあったな。
9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゅんべぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る
就活を思い出して、あぁそういえばこういうことあったなって感じました。
どうしても疑心暗鬼になってしまう、あのデリケートな時期。
一度社会に出てみれば、そこまで深く思い悩まなくても、会社も職場も山ほどあるのに、内定もらえるなんて、その中の一つに過ぎないのに。。。
と感じます。
でも、やっぱりみんな同じことを考えながら、就活するんでしょう。
頑張れ就活生
何者
2015/09/13 21:46
さすが直木賞!
9人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:RASCAL - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝井リョウさんは3冊目、序盤は「んー、これが直木賞か」と思いながら読んでいたのですが、後半一気に盛り上がりました。拓人、光太郎、瑞月、里香、隆良と本人は登場しないが拓人の元友人GINJIの就活という人生の節目のイベントを通じたて明らかになる人間模様。本音を言える人と自分を大きく見せようとかっこをつける人、匿名でないと本音を言えない人。でも、どう自分を繕ったところで、友人も、会社も見ている。所詮、人生、既定路線でも線路を外れても、地に足をつけて努力し続ける人が成功するのです。拓人くん、面接はダウとゲームなんて、面接官の舐め過ぎ。面接官をやっている私から言わせれば、時間の無駄だからダウトと言わないだけ。分かったかな。
何者
2016/05/07 02:13
ひっくりかえされた
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kyou - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公目線で高みの見物をしていたら、最後はえらい目にあいます。
でも、こんな書き方の物語は初めてだったので本当に心に響きました(笑)
とにかく、すごい!
そして、就活真っ最中の自分には、痛いほどこの話の登場人物達の気持ちがわかる・・・
はやく、内定をもらいたい!!
就活生には特に読んでほしい書籍です!!