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山崎豊子と〈男〉たち(新潮選書)
著者 大澤真幸
『白い巨塔』『大地の子』『沈まぬ太陽』……。人気作品を読み解きながら、また三島由紀夫、井上陽水、谷崎潤一郎、松本清張、カント、鶴見俊輔、さらに半沢直樹とも比較しつつ、誰も気がつかなかった、〈男〉たちの秘密を明かす。戦後日本が解決出来ず、今に続く様々な難問(ねじれ)を解く鍵が、「山崎文学」の中にあった!
山崎豊子と〈男〉たち(新潮選書)
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山崎豊子と〈男〉たち
2022/12/14 17:00
なぜ山崎豊子は「男」を描いたのか
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯に「なぜ、山崎豊子だけがほんものの「男」を描くことができたのか?」とある。
果たして山崎豊子が描いた男が本物であるかどうかは別として、文学研究者ではない大澤真幸氏が、山崎豊子の数々の作品を分析。「男」の描き方に光を当てる。
本書によって、帯にあるような命題が解明されたかは別として、戦争と戦後の歴史にどう向き合うのかを問いかけている。