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4件
ヨギ ガンジーの妖術(新潮文庫)
著者 泡坂妻夫
名(酩? 迷?)探偵ヨギ ガンジー登場! ドイツ人とミクロネシア人と大阪人の血をひき、ロンドンではヨーガを教え、シカゴではすりの実演、東京では医者を相手に催眠術の講義をする、謎の男ヨギ ガンジー。心霊術、念力術、予言術、枯木術、読心術、分身術、そして遠隔殺人術……。頭にターバンを巻き、長い白衣を着た正体不明の名探偵が、超常現象としか思えない不思議な事件の謎に挑む!
ヨギ ガンジーの妖術(新潮文庫)
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ヨギガンジーの妖術 改版
2018/09/30 17:26
マジシャンが書いたミステリ
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「幸せの書」「生者と死者」と同じシリーズなのに絶版中だったのがようやく復刊しました。とぼけた世界観で巻き起こる心霊騒動の正体を暴く短編集。心霊現象のイカサマは、マジックに通じるものがあり、著者の泡坂氏の得意とするところでしょう。
ヨギガンジーの妖術 改版
2020/04/08 01:50
人を幸せにするイカサマ師
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
「生者と死者」や「しあわせの書」が有名な気がするヨギガンジーのシリーズですが、順当にこの本から読み始めてみました。
予想以上の面白さでした!
普通の短編集なのですが、このヨギガンジーが良い味を出してきます。
ただのイカサマ師かと思いきや、推理は冴えわたるし、何よりも人を傷つけない優しさがあります。(下ネタもあるので、そこは大人向けなのですが。)
マジシャンの作者ならではのトリックも満載だったように思います。
話ごとにガンジーの口調も変わるし(どれが本物なんだ!)、
旅の仲間は増えるしで、
飽きることなくどんどん読めます。
ヨギガンジーの妖術 改版
2019/04/16 07:16
日本のチェスタント、面白い。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本のチェスタントと言われているとか。ブラウン神父は訳のせいもあるのだろうが、読みにくい感じがあったので、この小説も変に理屈っぽくて読みにくいのかと不安があったが全くそんなことはなかった。
多少トリックには?と思うところもあるけれど、理路整然とした謎解きとストリーの転回、ところどころにクスリと笑うようなところもあり、面白かった。
短編で非常によくまとまった読みやすい小説。