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夢と魔法の国のリドル(新潮文庫nex)
著者 七河迦南
楽しい遊園地デートになるはずだった杏那と優。しかし二人は突如別々の世界に引き裂かれた。杏那は異世界を魔王から救う役目を担わされ、残された優は遊園地で起きた密室殺人事件の謎を解く羽目に……。現実と夢の国、二つの密室、パズルと魔法の謎を解き、二人は再会できるのか? 紙とペンを用意して読んでも必ず欺(だま)される、異色の新感覚本格ミステリ。『わたしの隣の王国』改題。
夢と魔法の国のリドル(新潮文庫nex)
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2021/12/31 15:51
ファンタジックな衣装の下に光るミステリ魂
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
某テーマパークをモデルとした舞台で繰り広げられるファンタジーとミステリーの融合。といっても、軸足はやはりミステリーの側にあると感じました。
暗号や言葉遊び、魔方陣などを多用した物語進行。そして終盤の推理などにそれが表れています。
酷評する方もいますが、現実の事件の密室トリックがアンフェアなのは、ヒロインが口にしかけたとおり著者も自覚しているでしょう。
ミステリーとしての読みどころは、密室トリックでは無く、それが明らかになった後の容疑者の出入りを元にした推理の組み立て、そしてある事実から導き出せる「意外な犯人」にあると思います。
それらに着目すると、意外なほどにフェアで正当な本格ミステリーではないでしょうか。
夢と魔法の国のリドル
2019/12/26 20:33
ちょっとゲンナリ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
30冊以上という積読本地獄から解放され(どうせすぐまた貯まるのでしょうが)、ようやく新しい本が買えるようになり、遂に購入!私の大好きな本『七つの海を照らす星』などの作者の著作ということで、どうしても読みたかった一冊!その内容は?残念ながら、完全に外しました。正直、最後まで読むのが苦痛。久々にしんどい読書でした。この作者お得意?のアナグラムが炸裂。それはいいのですが、内容が内容だけに、またそれかぁ、と思ってしまい、だいぶゲンナリ。せっかく他の作品がいいだけに、そのギャップに耐えられませんでした。