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5件
スティグマータ(新潮文庫)
著者 近藤史恵
あの男が戻ってきた。三度の優勝を誇ったもののドーピングで全てを失った、ドミトリー・メネンコが。ざわめきの中、ツール・ド・フランスが開幕。墜ちた英雄を含む集団が動き始める。メネンコの真意。選手を狙う影。密約。暗雲を切り裂くように白石誓(ちかう)は力を込めペダルを踏む。彼は若きエースを勝利に導くことができるのか。ゴールまで一気に駆け抜ける興奮と感動の長篇エンタテインメント。(解説・川西蘭)
スティグマータ(新潮文庫)
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スティグマータ
2020/09/19 23:49
なんとなく読むつもりが、、、
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケロケロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自転車レースのことを全く知りませんでしたが、そんな人でも
楽しめる本だと思います。
近藤さんの作品は読んだことはありませんでしたので、なんとなく読んでみようと思っていました。
読み始めると、選手の熱さ、レースへの緊張感、選手間の駆引き、チームワーク、この本の見所はたくさんあります。
後半になっても、熱いレースを維持し続けます。
あっという間に読めました。
別の作品も読んでみようと思います。
スティグマータ
2019/02/23 19:25
スティグマータ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
サクリファイズシリーズを久々に読みました。自転車レースの駆け引きや優勝者、アシスト、山岳賞ねらいなど、人生と同じでいろいろなタイプや人がいてレースが成り立っていることがわかりました。ちょっとスリリングなエピソードとともに物語が進行していくところが面白いです。終わり方が次号も期待させるような内容だったので次回も期待します。
スティグマータ
2019/02/28 04:18
白石誓、弱点を自覚しつつ次のステージへ。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
『キアズマ』の勢いがさめやらないので次はこっちを。
懐かしの白石くんの語りになんだかほっとしたりする。
『サクリファイス』・『エデン』の続き。白石くんは30歳になっており、この先いつまで走れるのかを考えながら、まだヨーロッパで走っています。
ニコラと同じチームになり、彼のアシストとして走る白石誓。だが今期、ロードレース界の帝王と呼ばれながらドーピングですべてを失い、この世界を追われた男ドミトリー・メネンコが帰ってくるという。
おぉ、あの人をモデルにしているのね!、とニヤリ。
チームは違ってもミッコや伊庭くんなど、なじみのキャラが引き続き登場なのがうれしい。これぞシリーズ物の楽しみ!
<しらいしちかう>が外国人には言いづらいのか、すっかり彼の呼び名が「チカ」になってしまっていることに一抹の寂しさが(私はずっと「白石くん」と呼ぶよ!)。
アスリートとして世界を舞台に立ち向かう者、というだけではなく、名を残した者は、を描いてはいるものの、話が途中な感じがすごくする・・・えっ、この残りページでどうするの?、とはらはらしていたが、完全に続きありきの終わり方ですよ。
うわっ、もやもやする!
一気読みしてしまったがために、次を待つのが長いぜ。