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11件
螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)
著者 村上春樹
秋が終り冷たい風が吹くようになると、彼女は時々僕の腕に体を寄せた。ダッフル・コートの厚い布地をとおして、僕は彼女の息づかいを感じとることができた。でも、それだけだった。彼女の求めているのは僕の腕ではなく、誰かの腕だった。僕の温もりではなく、誰かの温もりだった……。もう戻っては来ないあの時の、まなざし、語らい、想い、そして痛み。リリックな七つの短編。
螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)
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2024/09/14 01:42
怖さ
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投稿者:忍者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「納屋を焼く」が独特の怖さのある作品で、強烈に好きです。村上作品で怖いシーンはたくさんあるのですが、「納屋を焼く」はじわじわ来る怖さがあって、いいなあと思います。
2024/09/03 21:23
読書解禁明け1冊目の短編集セレクト間違いなし。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
1番印象に残ったのは、納屋を焼く。昼休みにうとうとしてて目が覚めたのは踊る小人。いずれにしても、日常生活から逃げ出して物語に入り込むというのは、私にとってとても必要な時間だと、村上春樹は必ずその場所を作ってくれているという安堵感がとても心地いい読了感につながった。
螢・納屋を焼く・その他の短編 改版
2023/06/27 14:42
村上春樹さんの短編集を読むときは毎回、絵画を見るのと同じ感覚になります
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集なのに、非常に想像力が必要で、なかなか読み終わることができず、少しずつ少しずつ読んだ1冊でした。