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27件
豆の上で眠る(新潮文庫)
著者 湊かなえ
小学校一年生の時、結衣子(ゆいこ)の二歳上の姉・万佑子(まゆこ)が失踪した。スーパーに残された帽子、不審な白い車の目撃証言、そして変質者の噂。必死に捜す結衣子たちの前に、二年後、姉を名乗る見知らぬ少女が帰ってきた。喜ぶ家族の中で、しかし自分だけが、大学生になった今も微(かす)かな違和感を抱き続けている。――お姉ちゃん、あなたは本物なの? 辿り着いた真実に足元から頽(くずお)れる衝撃の姉妹ミステリー。(解説・宇田川拓也)
豆の上で眠る(新潮文庫)
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2024/10/30 15:23
良い本です
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼少期に行方不明になって、2年後に戻ってきた姉に対し、本物の姉なのか疑念を抱き続ける妹が。連れ去りや取り違えという一時期ホットになったトピックをベースに進む本作が良いです。
2022/11/17 10:29
一気読みでした
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ざらめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりの湊かなえさんです。感想は、やられました。って何を?
物語の筋書きは途中でわかってしまったのですが、それより、この作者は心の描写が相変わらず素晴らしいです。
感情というのは、なかなか言葉に言い表しにくいものですが、湊さんの作品は見事に表現され、あっぱれです。
本を読むことで、言葉を知り、表現を知り、自分の感情をあてはめ、整理することができると思うのですが、湊さんの作品は本当に心の動きや感情などの表現がすばらしいと思います。
こちらの作品も、引き込まれて一気に読んでしまいました。
豆の上で眠る
2020/11/28 14:21
どんでん返し好きにはたまらない
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あかぴ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説やドラマ、映画でも私は最後にどんでん返しが待ち受けている類いのものが大好きです。
私も!と思って頂いた方には本当にオススメの一冊です。湊さんの小説は決して登場人物や読者に媚びないところが好きです。無理矢理ハッピーエンドにしたりする話ってたくさんありますよね。それはそれで良いんですけど、この作品は違います。
良い意味で裏切られたというか、私的にはやっぱりどんでん返しきたーって感じで、ある意味では裏切られなかったというか。
読了後の充実感も最高です。姉妹と家族にはどんな過去があったんだろうというストーリーの種明かしをずっと予想、推理しながらドキドキ読むことができますよ。