- みんなの評価
2件
さよならは仮のことば―谷川俊太郎詩集―(新潮文庫)
著者 谷川俊太郎
「僕はやっぱり歩いてゆくだろう……すべての新しいことを知るために/そして/すべての僕の質問に自ら答えるために」(「ネロ」)。19歳でデビュー以来、70年にわたって言葉の可能性を追求し続けてきた国民的詩人。国語教科書の定番「朝のリレー」「春に」、東日本大震災で話題となった「生きる」等、豊饒かつ多彩な作品群から代表作を含め独自に編集。その軌跡をたどり、珠玉を味わう決定版詩集。(解説・小津夜景)
さよならは仮のことば―谷川俊太郎詩集―(新潮文庫)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
さよならは仮のことば 谷川俊太郎詩集
2022/05/15 09:31
代表作「生きる」から隠れた名篇まで。70年にわたって最前線を走り続ける国民的詩人の、珠玉を味わう決定版詩集。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「二十億光年の孤独」から「ベージュ」までの主な詩集から、編集部が独自に編んだ詩選。2021年に90歳を迎えられる谷川俊太郎さんが書き連ねてこられた詩の海の中から、詩集『私』(2007年)所収の詩篇「さよならは仮のことば」をキーとして詩を拾いあげ、編みあげた、画期的な詩選集。谷川さんが伝える日本語の美しさをあなたも感じてみませんか?洗練された、瑞々しい言葉の感性によって紡がれた谷川先生の詩にはどれも、優美で珠玉の逸品であるという事をこの詩集が証明してくれています。感受性に訴えかける、谷川先生の詩には芸術性を超越した卓越なる、日本語の美学がこの詩には込められています。『漢詩の手帖 いつかたこぶねになる日』の著者、小津夜景さんによる解説も、この詩集を通じて再び世界と出会い直すことを促す微風のようで心地よい。谷川さんたってのご希望で、小津さんに依頼があったようです。やはり谷川さんも漢詩に興味をもたれているとか。すばらしい解説です。ぜひご一読を。
さよならは仮のことば 谷川俊太郎詩集
2021/08/28 17:23
気持ちのいいテンポの詩集
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋さんで見つけて、新作だ!とわかり、
すぐさま購入。
ネロから始まり、二十億光年の孤独、朝のリレー、生きる
有名どころが、ぎっしり詰まった詩集です。
欲を言えば、夜のミッキー・マウスを入れて欲しかった…
米寿になられた、谷川俊太郎の
まだまだ衰えない、言葉の魔法にかかってしまったような感じでした。
谷川俊太郎さんの、朝のリレーは
CMでも使われていましたし、
中学生のころ、国語の教科書にも載っていたので、
何だか懐かしい気分にもなりました。