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世帯年収1000万円―「勝ち組」家庭の残酷な真実―(新潮新書)
著者 加藤梨里
タワマンに住んで外車に乗る人まで国が支援するのか――所得制限撤廃の話になると、きまってこんな批判がわき起きる。だが、当事者の実感は今やこの言葉とはかけ離れている。かつて“勝ち組”の代名詞でもあった「年収1000万円」世帯は、不動産価格の高騰、実質賃金の低下、共働きで子育てに追われる夫婦の増加などによって、ギリギリの生活設計を迫られているのだ。様変わりした中流上位層のリアルを徹底分析。
世帯年収1000万円―「勝ち組」家庭の残酷な真実―(新潮新書)
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世帯年収1000万円 「勝ち組」家庭の残酷な真実
2024/04/11 19:37
『世帯年収1000万円』
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世の中では一般的に裕福とイメージされる「年収1000万円」世帯
イメージ通りほんとうにゆとりがあるかどうか、子育て世帯の住居費・教育費・生活費を中心に人生を通したお金の流れをファイナンシャルプランナーがシミュレーションする
「クレヨンしんちゃん」「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」などおなじみのアニメキャラクター家族をモデルに、家族構成、居住地域、子どもの進路を変えて試算した結果、果たして……
《様変わりした中流上位層のリアルを徹底分析》──カバー袖の紹介文
子育て世帯が家計管理や進路の見通しをたてる参考に
副題は〈「勝ち組」家庭の残酷な真実〉
世帯年収1000万円 「勝ち組」家庭の残酷な真実
2024/01/20 10:22
FPの本、だけど、少子化問題の本
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
FPフィナンシャルプランナーの人が書いた本で、収入と支出のシミュレーションを通して、1000万円の年収があると余裕のある暮らしができるのかどうか、といったことを老後の生活まで見越して見せてくれている。政策や社会の在り方なんかを論じている本ではありません。
どんな暮らし方や生活、家族構成、住んでいる場所なんかで変わってくるけど、例えば、一人暮らしなら大丈夫、でも、東京近郊に住んでいて子供が2人いるなら、余裕のある生活なんかできないよ、という感じ。税金や社会保険料の負担が上げられて、補助とかにも1000万円前後で所得制限が付くようでは、少子化が止まることはないんだなと思いました。「おわりに」で、いまや子育て世帯は全体の18パーセント程度のマイノリティだと。なんか、少子化問題の本のように読めてしまいました。