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8件
女副署長
著者 松嶋智左
凶悪事件が長年起きていない佐紋署に、田添杏美副署長は異動した。だが赴任早々、山間部で殺人事件が発生した。おりしも隣接署で起きた事件で緊急配備の最中だった。ほぼ同時刻、港ではもう一つ事件が起きていた。被害者は、警官だった……。捜査に不慣れな署員もそれぞれの任務を果たしていくが再び事態は緊迫する! 危機の一瞬に警官の血が沸騰し、「それぞれの勲章」が熱く刻まれる傑作。(解説・西上心太)
女副署長 祭礼(新潮文庫)
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女副署長 3 祭礼
2022/09/30 14:34
ちょっとショック
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
田添杏美が働く旭中央署に新しいキャリア署長が赴任してきた。旭中央署では6年前の少女誘拐事件と2年前に発生した信金強盗傷害事件が未解決のままで残っていた。署長は2件の事件を何とかして解決しようとする。ある日、杏美に本部の監察から署長に関する極秘捜査の指令が下る。杏美は2件の未解決事件・署長の捜査を始めるが、不幸なことに旭中央署に食中毒事件が発生する。署員が多く動けない中で杏美はある人物に協力を依頼する。その人物とは・・・・・。
女署長シリーズは三作とも読み応えがあって面白かった。さすが、元警官が書いた本ですね、満足です。他のシリーズもいい作品でした。もっと筆者の本が出版されたらいいなと思いました。
女副署長 3 祭礼
2022/12/05 14:10
クライマックスに驚いた
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
クライマックスが、このような展開になるとは予想しなかった。女性副署長としての活躍は、地味で目立つものではないが、気配りしすぎる警察官であるような気がする。地域の警察署の役割を描き、地域住民との関りを描き、そして警察組織が、組織の不正、殺人事件、誘拐事件を追う展開は、面白かった。しかし、クライマックスには、やはり驚いた。
女副署長 2 緊急配備
2022/12/04 14:41
警察組織の群像劇
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察組織の中で、女性管理職はアウトサイダーなのか。女性副署長を主人公として描きながら、複数の警察関係者の群像劇の形をとり、物語は進んでいく。警察官自身による不正、警察官家族による犯罪など、個々に悩む事象が起きるが、最後には不正・犯罪を憎む警察組織のあるべき姿を示して、結末を迎えるのは、作者の願いなのかもしれない。