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25件
ギリシア人の物語
著者 塩野七生
古代ギリシアで民主政はいかにして生まれ、いかに有効活用され、見事に機能したのか? なぜ現代まで脈々と続く哲学や科学、芸術の起源となることができたのか? そこには数少ない市民で強大な帝国ペルシアと対峙しなければならない、苛酷な状況があった――。ギリシア人なくしてローマ人なし。「ローマ人の物語」以前の世界を描き、現代の民主主義の意義までを問う著者最後の歴史長編全四巻。
ギリシア人の物語4―新しき力―(新潮文庫)
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ギリシア人の物語 1 民主政のはじまり
2016/02/29 08:54
待望の一冊
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Ricky - この投稿者のレビュー一覧を見る
”ローマ人の物語” シリーズ以来の 塩野七海ファン。
歴史の素材をこなし 一般人にもよく分かる言葉で綴る技に感銘。
あの当時から 次は”ギリシャ人”をと期待期していた。
ギリシア人の物語 3 新しき力
2018/05/18 13:08
歴史とは人間の生き方
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
待望の塩野七生さん最新作!これが「最後の歴史長編」とのこと。ペロポネソス戦争後のポリスの凋落からアレクサンダー大王の死までをみっちりこってり著している。夢見るように生き、燃え尽きるように死んだ若き天才、アレクサンダー大王。その生涯、ここに閉じる―。
ギリシア人の物語 3 新しき力
2017/12/22 22:00
先駆者アレクサンドロス
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんた - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界史で言うとペロポネソス戦争後からアレクサンドロス大王がペルシャを征服して間もなく死んでしまい、後継者戦争が終わるまでの部分を書いてます。
アレクサンダー大王の帝国は一代で分裂したけど、東西の交易はその後も続きます。
ローマと同じように敗者の同化とか似た話も出てきます。
ローマ帝国と比べると短いけど、アレクサンドロス大王がカッコイイし、まさに短い人生を全力で駆け抜けたという表現がピッタリきます。
筆者の「なぜアレクサンドロスはこうも人々から愛され続けているのか」という問いに対する答えがこの本のような気がします。
リーダー論としても歴史の本としても面白いです。
筆者最後の歴史エッセイだそうです。間違いなく一読の価値ありです。