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人類が知っていることすべての短い歴史 完結
こんな本が小学生時代にあれば……。宿題やテストのためだけに丸暗記した、あの用語や数字が、たっぷりのユーモアとともにいきいきと蘇る。ビッグバンの秘密から、あらゆる物質を形作る原子の成り立ち、地球の誕生、生命の発生、そして人類の登場まで――。科学を退屈から救い出した隠れた名著が待望の文庫化。137億年を1000ページで学ぶ、前代未聞の“宇宙史”、ここに登場。
人類が知っていることすべての短い歴史(上)(新潮文庫)
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2015/12/26 23:19
科学の教科書に推薦
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Ottoさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな風に物理、化学、生物や歴史も教えてくれていたら、学校嫌いになることもなかったろうにと思う。
同じことを習っても、教科書に載るとつまらなくなるのか、文科省に偉い人、少しは考えてほしい。
数学者のガロアが20歳のときに決闘で死んだと若い肖像画とともに数学の教科書に載っていたのを思い出したが、それだけである。教師はガロアの短い生涯のうちに、数学的功績以外になにがあったのか無視である。ニュートンが錬金術に夢中になっていたとか、DNA二重らせんモデルのワトソン博士がノーベル賞メダルを競売にかけたとか逸話を交えて教えてくれたら、無味乾燥な科学が目の前に活きて立ち上がってくるような気がする。
「へー!」、「ふーん」一気に読める上下巻1000頁である。
2018/06/24 23:54
科学史はこんなに面白い。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
科学史というと堅苦しくて難解なイメージであったが、読後の感想は「面白い」である。文章も内容もともに文系人間の私にもスムーズに理解できるものであった。登場する科学者の情熱、確執、欲望、変人ぶりが見事に表現され、人間くさい科学の歴史を実感でき、科学をより身近に感じることが出来た。
また、科学史というテーマ(いかに人類が自然を解明してきたか)とは反対に、いかに人類が宇宙や地球や生命について分かっていない、理解できていないのかがむしろ理解でき、人類の知っていることはまだまだほんの少しなのだ(だから「短い歴史」なのか)と納得できたことが一番の収穫かもしれないと思った。
2015/08/30 12:10
良い本でした
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カラス - この投稿者のレビュー一覧を見る
理科の教科書に載っているような重要な発見に関して、その当時の状況や人間ドラマも詳しく書かれており楽しめて読めました。
分かりやすい表現のため、理科系が専門で無い人でもとっつきやすいと思います。
2016/03/28 15:31
普通に良書
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よしおくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても良い本、良書だと思います。
こういうのを中学や高校1年生くらいの教科書として使えば、みんな科学に興味がわくのではないか。もちろん、大人も楽しめます。一般向けの科学書は専門家の本も悪くはないけど、やはりジャーナリストが書いた方が客観的で分かりやすい。「バージェス化石」に対するスティーブン・J・グールドの評価とか、「出アフリカ説」の確度とか・・・
2015/11/28 23:34
よくまとまった本だなと感心しました
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねったいぎょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙の話が多かった上巻から、地上へと話がうつります。地上の話といっても色々ありますから、取材したり勉強したりするのは大変です。膨大な量の勉強をして、書きたいことをおもいきり削って、この厚さの本になったのだと思います。ページ数は多いですが、内容が凝縮されている印象ですね。知らないことがたくさんあると痛感させられたので、これから色々な本を読んで勉強したいと思います。
2015/11/28 00:09
科学に興味がわいてきます
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねったいぎょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
地球の誕生についてはわからないことだらけで、それをわかっているかのように書かれてある本が多いことに疑問を感じてきました。この本は、わからないことはわからないと書かれていますし、科学者のキャラクターがわかるのがおもしろいです。特に、ニュートンはおもしろかったです。純粋な子供のような視点で科学を追っている本書は、科学に興味がある人は読んでおきたいですね。