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4件
てんやわんや
著者 獅子文六
臆病で気は小さいが憎めない犬丸順吉は、太平洋戦争直後、戦犯を恐れた社長の密命により四国へ身を隠す任務を与えられる。そこには荒廃した東京にはない豊かな自然があり、地元の名士に食客として厚遇を受けながら夢のような生活が待っていた。個性豊かな住民たちと織りなす笑いあり恋ありのドタバタ生活はどんな結末を迎えるか……。昭和を代表するユーモア小説。
てんやわんや
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てんやわんや
2024/02/01 10:58
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
てんやわんやというのは、「大勢の人が秩序なく動き回り、ごった返すこと。また、そのさま」のことをいう、わたしも意味だけは知っていたが「てんやわんやの大騒ぎ」なんていう言葉はしばらく耳にしない、新聞にこの話が連載されていた当時(昭和23年から24年)ごろは流行語のなっていたという、そういえば獅子てんや・瀬戸わんやという漫才師もいた、よく考えたらこの名前、著者と小説の舞台とタイトルから付けたのだろうと想像できる。映画化もされていたようで、主人公の犬丸が佐野周二(関口宏の実父)、花輪兵子が 淡島千景、鬼塚玄三が志村喬というなるほどのメンバー、そしてこういったドタバタ劇は松竹なのだ。小説の内容は獅子文六氏の作品ということで面白くないわけがない、「自由学校」(既読)、「やっさもっさ」と並んで敗戦小説三部作というのだという
てんやわんや
2016/11/24 12:42
てんや
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投稿者:東行 - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんな本かとまったく想像がつかない状況で購入。題名にひかれたのですが、一気に読破いたしました。古い内容でしたが、非常に楽しめました。
てんやわんや
2015/09/30 22:42
気弱な主人公頑張る
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投稿者:ところ点 - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争直後の混乱さなかの東京と、四国の片田舎で、妙な人々との交流を描くドタバタ談。自分の意志がなかなか示せない気弱な主人公の心の内がうまく語られているが、話の内容はやや古さが感じられる。より現代的でスピード感のある面白さという点では、特急列車内のドタバタ談を描く「七時間半」のほうが上か。