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4件
なんらかの事情
著者 岸本佐知子
これはエッセイ? ショート・ショート? それとも妄想という名の暴走? 翻訳家岸本佐知子の頭の中を覗いているかのような「エッセイ」と呼ぶにはあまりに奇妙で可笑しな物語たちは、毎日の変わらない日常を一瞬で、見たことのない不思議な場所に変えてしまいます。人気連載、待望の文庫化第二弾。今回も単行本未収録回を微妙に増量しました。イラストはクラフト・エヴィング商會。
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なんらかの事情
2016/05/30 22:05
電車では読んではいけません
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ベニテングタケ - この投稿者のレビュー一覧を見る
単行本になったから~と電車の中で読み始めたら
これは、マズイと後悔しつつも止まらなくなった。
中毒性があるへんてこ。
スーパーのレジで多分みんな必ず1回は経験したことがある
こっちの列の方が早そうだと並ぶ場所を替えたら~の話から
グッと掴まれる。語り口調が秀逸。
岸本佐知子さんが日記を書いていたら絶対出版して欲しい。
なんらかの事情
2016/03/20 13:50
岸本ワールド
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:猫目太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「他人の夢の話と妄想話は面白くない」と言うが、妄想力が高い人の話は「面白い」事が証明された。著者の本はこれが初読。初めから、こんなにくだらなくて良いのだろうか。題名の「なんらかの事情」から、果てがあるのかわからない「岸本妄想ワールド」へ読者を引きずり込む。面白い。オススメ。
なんらかの事情
2016/03/25 13:55
文庫版ならではの楽しみ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:卯月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
妙に共感できる事が多いエッセイ。
クラフト・エヴィング商會の装丁とイラストが現実なのか妄想なのかを曖昧にしている気がする。
単行本より内容が増えているのが文庫本の楽しみである。
「あとがき」も単行本と文庫版の二本立てだし、単行本で謎だった事が文庫本で明らかになっていたりして面白い。