- みんなの評価
1件
悪い言語哲学入門
著者 和泉悠
「あんたバカぁ?」「このタコが!」「だって女/男の子だもん」。私たちが何気なく使う言葉にも、悪い言葉がたくさん潜んでいる。では、その言葉は本当はどこが悪いのか? さらには、どうしてあの言葉はよくてこれはダメなのか? 議論がつきない言葉の善悪の問題を哲学、言語学の観点から解き明かす。読み終えると「ことば」への見方が変わるはず。
悪い言語哲学入門
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
悪い言語哲学入門
2022/03/21 18:19
言葉によるランクづけ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名からは悪口等の言葉を具体的に取り上げその背景を考えているのか。と思うが内容的には個々の言葉を取り上げて書かれているのではなく言語哲学の入門書。言語哲学は言葉の哲学。言葉自体の中身を検討するとし第1章から6章あたりまでは言語哲学の概説書。7章から表題の本筋か、興味が一段と増した。悪口やヘイトは本来は平等な人間を話す側がランク付けしていると。後半の章のボリュームがもっと欲しかった。