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日本人の神道 ――神・祭祀・神社の謎を解く
著者 島田裕巳
古代から現代にいたるまで私たちの暮らしに深くかかわっている「神道」。だが私たち日本人は、「神道」という宗教の本質を本当に理解しているだろうか? 本書では、開祖もいなければ、教義もない、そして救済もない「ない宗教」としての神道の本質を見定め、その展開を追う。日本人が神道とどのように関わってきたかを明らかにすることは、私たち日本人の基本的な世界観や人生観を考えることにつながっていく。
日本人の神道 ――神・祭祀・神社の謎を解く
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日本人の神道 神・祭祀・神社の謎を解く
2022/07/12 15:51
コンパクトにまとまっており、取っつきやすい1冊です。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
宗教学者として、多数の宗教に関連する新書を出された著者が、当書では神道に絞り、宗教として神道はどういうものか、についてクローズアップしています。
古書を読み直すなど、熱心に神道を研究した上で当書を著しており、さすが著者と思いました。
紙幅は新書にしては薄く、文中の文字も大きいので、コンパクトにまとまっています。気軽に読むのに最適で、取っつきやすい1冊と思います。
日本人の神道 神・祭祀・神社の謎を解く
2023/03/25 14:08
神道の基本
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぶたたぬき - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人は神社参りを普通にするが、そこには何を祀っているのかをわかってまいっているのだろうか? そう考える時、神社や神道の理解に助けとなる著書。
一信教ではなく、教義のない宗教は世界宗教内では珍しいらしい。
結局、災害のあまりに多いこの国に、人事ではどうしようもない事への畏怖とあきらめが自然宗教の信仰へと繋がっているらしい。
神道は祟り信仰の色合いが強い宗教で、それも神道特有なもの。
能楽が恨みを鎮めるものを多く扱っていたとこの本ではじめて知った。
日本人の神道 神・祭祀・神社の謎を解く
2022/08/02 11:41
奥が深い「本地垂迹説」
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
何回勉強しても、「本地垂迹説」は奥が深くてなかなか理解できない、日本の神は本来は仏であり、仏がその姿を仮に現したのが神であるという考え方、仏が本来の姿である「本地」で、神はあくまでその現われの「垂迹」、天照大神は大日如来を本地とする垂迹だった、日本の宗教は本当に奥行きがある