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百姓の江戸時代
著者 田中圭一
江戸時代の日本について、鎖国によって孤立し停滞した封建制社会であったと受け止める傾向がある。また、農民や町人は、厳しい身分制度でがんじがらめの支配を受けていたと信じられがちである。しかし村々に残る資料をみて歩くと、この時代の百姓たちは自ら所有する土地を耕しながら布や酒をつくって店をひらき、さらには寄合の協議で村の運営を動かすこともあったことなどが分かってくる。江戸時代はむしろ、元気な百姓が主役の、近代的な前期資本主義社会だったのだ。支配者史観を覆し、庶民の視点から江戸時代の歴史を読みなおす。
百姓の江戸時代
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2024/09/08 12:14
おもしろい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代の身分制度の実態について、わかりやすく解説されていてよかったです。百姓の生活が、興味深かったです。
百姓の江戸時代
2022/06/11 09:53
江戸時代の90%は百姓だ!!
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代のほぼ90%は百姓でした。つまり江戸社会は百姓で成り立っていたのです。農本主義とでも言いましょうか。その江戸時代を、百姓の視点から見たのが本書です。