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絵画を読む ──イコノロジー入門
著者 若桑みどり
絵画のもつ意味、それを“解釈”するにはどうしたらよいか──。その基礎的方法論のひとつとして挙げられるのが図像解釈学(イコノロジー)である。本書は、カラヴァッジョ『果物篭』、ボッティチェッリ『春』、ブロンズィーノ『愛のアレゴリー』、ブリューゲル『バベルの塔』等、重要な名画12作品を取り上げ、関連作品と比較しつつ、その背後にある思想や意味世界への接近を試みる。イメージの読み解きによって、美術の深みと無限の感受性への扉を開ける、美術史入門書の決定版。
絵画を読む ──イコノロジー入門
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2025/01/22 21:09
入門書としてはなかなかレベルが高い
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投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
1992年にNHKで放送された『人間大学』のテキストを改訂したものだが、入門書としてはなかなかレベルが高い。著者が先に出版された『イメージを読む』が初級用なら「本書は中級の啓蒙書となったと思っている」としている。とはいえあくまで入門書なので、イコノロジーは何かから始まっているので初学者にはついていけないようなものではない。