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4件
増えるものたちの進化生物学
著者 市橋伯一
生命と非生命をわけるもの、それは「増える」ことである。増えて遺伝する能力は生物を進化させ、繁栄をもたらし、やがて私たち人間に自由と生きる喜びを与えるとともに尽きることのない不安や迷いを植え付けることとなった。生の悩みから生命の起源と未来を見つめる知的問答の書。
増えるものたちの進化生物学
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増えるものたちの進化生物学
2023/06/26 21:39
心がこもった生物学の著書です。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
生物学を専門とする著者が、生物学の視点から人間の生き方について持論を展開する1冊です。
生物学を用いて著されている点はクールですが、生き方については大変心がこもった内容です。著者の持論も納得する点が多かったです。
生き方について悩む方々に、ぜひとも読んでいただきたい1冊です。
2023/04/10 23:28
とても良い本だと思います。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さとうきび - この投稿者のレビュー一覧を見る
生物が生まれて人類にたどりついた理由を本質的な視点に立って説明。
また”何のために生まれてきたのか”という問いに対して”目的”でなく”価値”に目を向けること という視点に自分としても救いを見いだせた。
小学生のときに自分が「最後は死んでしまうのにどうして生きるの?」と何かの課題で書いて、それに対して友達に「なんでそんなこと言うの」と言われたときのことを思い出した。10歳前後でよくそこまで達観した事を言えた自分に感心してしまうが、この本では人間は何を頼りに生きていくべきかという点で回答を示してくれている。
増えるものたちの進化生物学
2024/01/22 15:43
未来を考える
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高齢者の身になって人類の行く末を考えることよりも、自分のこれからの老後のことの方が切実な問題だ。「何のために生きる」という大命題も頭の外に置いて、ただただ日々を過ごしている。そんな人にも人類の進化のことを未来のことを考えるよう促してくれそうな本だ。
世界的にも沸騰する環境だけでなく、怨嗟が沸騰している状況は明るい未来を想像できないが、一縷の望みでも多くの人がもてるようにしなければいけないのだろう。