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レビー小体型認知症とは何か ――患者と医師が語りつくしてわかったこと
著者の樋口は、50歳で「若年性レビー小体型認知症」と診断されたが、41歳の時にうつ病と誤診されて治療で悪化した経験がある。この本では、この病気に精通する内門医師と、この病気の早期発見のポイント、幻視や睡眠障害への対応、薬についての知識や治療で気をつけること、アルツハイマー病との違い等、ケアする側や高齢化社会では誰もが知っておくべきことを徹底的に語る。「認知症になったら人生終わり」ではなく、希望がある病気であることを伝えたい。
レビー小体型認知症とは何か ――患者と医師が語りつくしてわかったこと
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紙の本レビー小体型認知症とは何か 患者と医師が語りつくしてわかったこと
2024/01/10 21:15
レビー小体型認知症の基礎ガイドブックの位置付けといえる1冊です。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
当書は、レビー小体型認知症の患者の方と認知症専門医のお2人による共著で、同病についてのトークを新書にまとめた1冊です。
正直、私は当書を読んで初めて同病を知りました。トークでは患者の方の病状や、世間に同病が認知されていないことへの辛さが語られています。お医者さん側が優しい言葉で受け止めているのが、当書の内容を穏やかにしています。
いわば、当書はレビー小体型認知症の基礎ガイドブックに当たるといえます。紙幅も薄く、文中の表も大きく表記されているので、同病についての基礎知識を得るのに最適な1冊です。
紙の本レビー小体型認知症とは何か 患者と医師が語りつくしてわかったこと
2024/01/21 10:24
レビー小体認知症は、まだまだ解らない部分が多い。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「レビー小体認知症」は、昨年にVR体験を行い視覚的な部分は少し理解していました。
ただ、本書を読む限り未知の部分が多く。
当人にしか分からなくて、診断する医者にも説明出来きれない部分もあり。
なかなか、難解な病であり・患者は普通(とは何か、と言う部分もありますが)の日常生活を送っていて。
世間の認知度が、追いついていない病ではあります。
一冊まるごと、患者と医師の会話形式で文章にするのも大変だったでしょうね。
二人の語りの中で、この「レビー小体認知症」の輪郭が少しずつ見えて来てますね。
脳の病で、視覚だけでは無く聴覚や嗅覚の発症もあり。
医師の中でも、「アルツハイマー症」なのか「レビー小体認知症」なのか判断が難しく。
誤診も多い病だそうです。
そりゃそうですよねぇ。
「虫が見えます」とか「ゴミの匂いがします」とか「セミの鳴き声が聞こえます」とか言われても。
医者や看護師や家族には、見えない・臭わない・聞こえないので。
診断にたどり着くまでに、時間がかかりますよね。
その間の当人の抱える不安は、とても大きなモノなのですねぇ。
脳や全身の細胞に、「レビー小体」と言われるタンパク質の塊がたまり。
高齢者になる程、「レビー小体」がたまりやすいのですが。
若年の方の発症事例もあり、イメージしにくい病ですね。
本書の様な、体験書が増えて病の治療が進むと良いですね。