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昭和稲荷町らくご探偵
著者 愛川晶 著
テレビやラジオで落語が親しまれ、大看板と呼ばれた一流の噺家たちが芸を競った昭和五十年代。その一人、八代目林家正蔵(のちの彦六)の住む稲荷町の長屋には、傷害事件から恋愛沙汰まで、さまざまな謎が持ち込まれ――。なつかしいあの頃の落語界を舞台に、探偵・正蔵が快刀乱麻を断つ! 洒脱な落語ミステリー。〈特別寄稿〉林家正雀
高座のホームズ 昭和稲荷町らくご探偵
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紙の本黄金餅殺人事件
2020/07/31 09:42
本格サスペンスを基調としながらも幅広い分野の作品を発表されている愛川晶氏のとっても面白い落語ミステリーです!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、本格ミステリーを基調としながらも、サイコサスペンス、ユーモアミステリー、人情ミステリーと幅広い分野で活躍されており、『化身』、『六月六日生まれの天使』、『十一月に死んだ悪魔』などの話題作で有名な愛川晶氏の作品です。同氏は、「昭和稲荷町らくご探偵」シリーズといった落語をモチーフとしたミステリーも手掛けられ、同書は、そのシリーズの第2弾です。内容は、昭和50年代、8代目林家正蔵(のちの彦六)の住む長屋には、密かに難事件の相談が持ち込まれていたということから物語が始まります。「やかん」や「中村仲蔵」など、正蔵十八番の名作落語の数々が現実の事件と複雑に絡み合って、とっても興味深い内容となっています。ぜひ、一度、愛川氏の落語ミステリーをお読みください。もう病みつきになってしまいます!
紙の本高座のホームズみたび
2020/07/24 11:43
落語ミステリーという独特のジャンルを開拓された愛川晶氏の傑作です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、トリッキーなミステリーを基調としながら、サイコサスペンス、ユーモアミステリー、人情ミステリーなど幅広く活躍され、『六月六日生まれの天使』、『十一月に死んだ悪魔』、『ヘルたん』といった傑作を発表しておられる愛川晶氏の作品です。同氏には落語ミステリーという作品もあり、同書はまさにその一冊です。真打ち昇進を目前に控えた二つ目の佃家花蔵が、高座で「犬の目」を口演中に、酔客に片眼を殴打される災難に遭います。花蔵の兄弟子である傳朝と梅蔵は長年の不仲を改め、花蔵のために一緒に協力し、花蔵を援助することを誓うのですが、その直後、今度は傳朝が夜道で暴漢に襲われるという事件が発生します。実は、この二つの事件の裏には、思いもよらぬ謎が隠されていたのです。一体、どんな謎なのでしょうか?続きは、ぜひ、同書をお読みください。
紙の本高座のホームズ
2018/11/22 22:19
次作が読みたい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
神楽坂倶楽部と林家正蔵などいつものメンバーが登場。
落語と心の綾
紙の本黄金餅殺人事件
2018/11/19 13:02
大好きなシリーズになりそう!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
神田紅梅亭シリーズ・神楽坂倶楽部シリーズなど手がける作者の正蔵が推理するシリーズの第二弾。前編がみつからずにやむなくこの1冊から読み始める。
ネットでは知らなかったこのシリーズ。やっぱり書店をうるかなきゃダメだと知ったところ。
紙の本高座のホームズみたび
2019/09/30 19:30
そんなこと
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い
落語のミステリーって面白い
神楽坂や神田の定席寄席って
今もあったら面白い
いつも楽勝会社じゃね
紙の本高座のホームズ
2019/01/24 21:10
雰囲気づくりが巧い。
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和の落語界、噺家たちの世界という意味では雰囲気満点で楽しめた。噺家たちのやりとり、寄席の習慣、そしてもちろん挿入される落語ー。作者による落語ミステリといえば安心して読めるほど、その辺りの呼吸やニュアンスは練れているが、今回は時代を昭和五十年代に持ってきたことでより風情が増したように思う。
ただ、ミステリとしては、謎解きの動機づけにあたる部分が牽強付会というか、やや無理があると感じた。特にふたつ目の話が説得力に欠けて、いまひとつだった。
また、キャッチコピーやタイトルほどには正蔵の存在感が大きいとも思えない。確かに謎解きに一役買ってるのは買ってるが、出番としてはそれほど多くなく、肩透かしをくらったような気も。
その代わり、馬春が前名・馬八で登場しており、主人公とよく絡むのは楽しかった。