- みんなの評価
23件
デルフィニア戦記
著者 茅田砂胡 著
やがて『獅子王』と呼ばれる漂泊の戦士ウォル。やはり『姫将軍』と呼ばれることとなる異世界からの迷子のリィ。アベルドルン大陸を震撼させる二人の冒険譚は、ここからはじまった。
王女グリンダ 下
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは


この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
大鷲の誓い
2006/05/30 22:48
口には出さない
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
本来なら出会うはずもない二人がいかにして出会ったのか。ナシアスとバルロが親交を深めていく様子が描かれています。
初めて出会った頃はいかにも貴族らしい傲慢さが前面に出ていたバルロ。果たしてナシアスと出会わなかったら、彼はどんな人間になっていたのだろうかと思います。本質は変わらないかもしれないけれど、部下の心がつかめない人間になっていたかもしれない…
一方で、ナシアスにとってもバルロとであったことは幸運であったはずです。それを実感として感じるのはずっと先立ったかもしれませんが。
お互いに与え合うところがあったからこそ、長く付き合うことができる。そんな良き関係の始まりの物語がここに。
コーラル城の平穏な日々
2011/07/15 23:20
むかしのおもいで
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ポーラの休日」
『デルフィニア戦記画集』に収録された中編の加筆修正版。本編13巻末頃のエピソード。
ウォルからコーラル見物を勧められたポーラが、アランナを連れ立って昼間の魔法街に買出しに行く。ところが小間使いの姿に変装して行った事から、妙な事件に巻き込まれてしまう。
そして、彼女たちを密かに護衛していたリィとシェラ、国王からの密命で内偵をしていたバルロとナシアス、ロザモンドとシャーミアン、それにイヴンまで巻き込んだ大騒動に発展していく。
「王と王妃の新婚事情」
『デルフィニア戦記アルバム』に収録された掌編『蜜月―彼と彼女の場合―』の加筆修正版。本編8巻頭頃のエピソード。
戦場で休息するウォルとリィ、それに振り回されるシェラの姿を描く。
「シェラの日常」
書き下ろし中編。本編14巻頭頃のエピソード。
王妃の身の回りの世話をするシェラの日常生活を描く。本宮での他の女官たちとのやりとりや、街中での出来事など、比較的平穏なやりとりが続いたかと思ったところで、やっぱり彼ららしいアクションも発生する。
最後には、サヴォア公爵に叱責されるシェラや、ベルミンスター公爵の問題を裏技で解決しようとする国王に困惑させられるシェラが見られる。
デルフィニア戦記画集
2001/02/16 03:15
あのデルフィニア戦記のイラストの数々が満載
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆぎり - この投稿者のレビュー一覧を見る
『デルフィニア戦記』で使われていた表紙、口絵、本文中のイラストが全て掲載されています。また、新しいイラストも何点か。今までその姿を知られていなかった副団長のガレンスやアスティンも登場しています。見所は、17・18巻で使われたイラストがちゃんと一枚になっているところや、デルフィニアの3人組とボンジュイの3人組の対比図があるところ(リィがちゃんと男になってます)。
イラストだけでなく、西離宮の見取り図やコーラル城全景もあり、「デルフィニア事典」もあり、以前CDに収録されていた短編もあり、デルフィニアでの優雅な一日を描いた主要人物総出演の中篇『ポーラの休日』もあり、作者のインタビューもありと一粒で二度どころか、4度も5度もおいしい感じがします。値段は多少張りますがその価値は十分でしょう。『デルフィニア戦記』ファンなら是非おすすめです。

実施中のおすすめキャンペーン

