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6件
SOSの猿
著者 伊坂幸太郎 (著)
三百億円の損害を出した株の誤発注事件を追う「猿の話」。ひきこもりを悪魔祓いで治そうとする男の「私の話」。やがて交差する二つの話を孫悟空が自在に飛び回り、「SOS」をめぐる問いかけが物語を深化する。世界最強の猿からユングまでを召還し、小説の可能性に挑戦した、著者入魂の記念碑的長篇!
SOSの猿
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SOSの猿
2020/08/03 10:36
伊坂幸太郎氏の面白くて、考えさせられるエンタテイメントの傑作です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『アヒルと鴨のコインロッカー』(吉川英治文学新人賞)、『死神の精度』(日本推理作家協会賞)、『ゴールデンスランバー』(本屋大賞、山本周五郎賞)といった傑作を次々に発表されている伊坂幸太郎氏の作品です。同書の内容は、300億円の損害を出した株の誤発注事件を調べる男と、ひきこもりを悪魔秡いで治そうとする男のあいだを孫悟空が自在に飛び回り、問いを投げかけるという物語です。本当に悪いのは誰?答えを知るのは猿でしょうか?それとも悪魔でしょうか?そもそも答えは存在するのでしょうか?面白くて、考えさせられる、伊坂氏のエンターテインメントの傑作です!
SOSの猿
2018/05/03 11:39
ふたつを結ぶ孫悟空
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
株の誤発注と引きこもりの青年との間に浮かび上がってくる、奇妙な関係性が面白かったです。ラストに訪れるささやかな救いも微笑ましかったです。
SOSの猿
2013/02/01 17:42
SOSの猿
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:terasann - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々に読む伊坂作品。
読むたびに、スタイルが『わかりやすいややこしいプロット』になっている感じだ。
前半のフリはさすがに退屈させずに引き込ませるが、無理やり材料(伏線)たくさん仕込んでるように感じるくらい、後半はそれほど面白いとは思えなかった。
フィニッシュも無理やり「再生感」をかもし出そうとしているよう。
ちなみに『孫悟空』がなぜか出てくるお話。