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通勤電車のはなし 東京・大阪、快適通勤のために
著者 佐藤信之 著
東京や大阪の鉄道整備は「おおむね完了」したという。東京では副都心線以来、新たな地下鉄建設はなく、大阪でもモノレール延伸計画が中止になった。しかし、本当に現在の通勤状況は満足すべきものなのか。混雑率200%に達する東西線や田園都市線をはじめとして、問題の大きな路線をピックアップし、問題点と対策を解説。さらに輸送改善の歴史をふりかえり、将来必要な新線はなにか、その費用はだれが負担すべきかを展望する。
通勤電車のはなし 東京・大阪、快適通勤のために
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通勤電車のはなし 東京・大阪、快適通勤のために
2024/02/01 13:38
電鉄会社の新線には限界もあって
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今、大阪では梅田ーJR難波、さらには新今宮まで結ぶJRと南海の相互乗り入れ路線「なにわ筋」が工事中だ、でも、勤務方法を各会社が再考するほうが新路線を作るより安上がりな気もするが、南海にとっては梅田乗り入れが何十年来の夢だからなあ
通勤電車のはなし 東京・大阪、快適通勤のために
2017/05/30 21:46
総花的
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投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京、大阪の国鉄、JR,民鉄、地下鉄の戦前からの整備状況を取りまとめた著作である。膨大な資料をコンパクトに集約されている点は評価できるが、新書版という紙幅の制約からか、ある程度鉄道に関心のある読者にとっては、新味に欠ける内容との印象を受けるだろう。本文中に前後の話題と脈絡のない海外の話題がでてきたり、本文に全く説明のない高崎線上尾事件の写真が掲載されていたりと、著作の構成にも一部配慮が欠けているように思えた。「大阪の民鉄では、かって架線電圧600Vの線区が多く、編成両数を増やすことが難しく、運行本数の増加で対応」とあるが、使用電力量はむしろ増えるが、こうした対応が可能であったのか?「20年くらい前までは、新線建設、複々線化の投下コストを回収できた」との記載があるが、果たして事実かと首をかしげたくなる。事実であるならもう少し詳しい解説を加え、読者の誤解を招かないようにすることが望まれる。かって国電の殺人的ラッシュで、窓ガラスが割れ、乗客の腕が窓から飛び出したのを車両の外側から助けようとする車掌の軽業師さながらの姿の写真は、一見の価値がある。