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核と日本人 ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ
著者 著:山本昭宏
唯一の戦争被爆国である日本。戦後、米国の「核の傘」の下にありながら、一貫して「軍事利用」には批判的だ。だが原子力発電を始めとする「平和利用」についてはイデオロギーと関わりなく広範な支持を得てきた。東日本大震災後もなお支持は強い。それはなぜか――。本書は、報道、世論、知識人、さらにはマンガ、映画などのポピュラー文化に注目、戦後日本人の核エネルギーへの嫌悪と歓迎に揺れる複雑な意識と、その軌跡を追う。
核と日本人 ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ
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核と日本人 ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ
2019/07/02 22:14
あらためてたどりなおす
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『核と日本人』は、副題に「ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ」とあるように、核の問題を、ポピュラー文化ではどう採り上げてきたかを検証する本です。
いままで当たり前のように思い、疑いもしなかったことを、あらためてたどりなおすことに、面白さを感じました。
いまの反原発の流れが一過性のものかどうか、これはまだまだ何とも言えないと思いました。
一過性であってはならないけれど。
核と日本人 ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ
2016/12/31 01:37
戦後日本の核イメージ
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投稿者:ゴジラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は戦後日本における漫画や映画などから核兵器や原子力発電などといった核エネルギーのイメージの変遷をたどったものとなっています。
戦後の核イメージの変遷は映画『シン・ゴジラ』にもつながっているところがあり、大変興味深いです。
核と日本人 ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ
2019/08/02 10:28
反原発と原発推進
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
1954年に既に放射能に対する問題提起が国会でなされ、経済合理性からも採算が合わないことがわかっていたにも関わらず、アメリカの国際原子力政策キャンペーンに同調した日本の国策がフクシマを起こした。世界をリセットするための手段としての核とならないよう、我々は監視してゆかなければならない。