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日本近代文学入門 12人の文豪と名作の真実
著者 堀啓子 著
「円朝の落語通りに書いて見たらどうか」と助言された二葉亭四迷は日本初の言文一致小説『浮雲』を生んだ。初の女流作家田辺花圃と同門だった樋口一葉は、最晩年に「奇跡の14ヵ月」と呼ばれるほどの作品を遺した。翻案を芸術に変えた泉鏡花と尾崎紅葉の師弟。新聞小説で国民的人気を得た黒岩涙香と夏目漱石。自然主義の田山花袋と反自然主義の森鴎外。「生活か芸術か」を巡る菊池寛と芥川龍之介。12人でたどる近代文学史。
日本近代文学入門 12人の文豪と名作の真実
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日本近代文学入門 12人の文豪と名作の真実
2020/01/02 15:30
1テーマで2人を対比
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
よくありがちな作品紹介の羅列ではない。文豪の位置付けを平易に解説しており、素養のない自分でも面白く読めた。1つのテーマの中で、2人を対比して紹介する手法が成功していると思う。個人的には、文学の大衆化についての部分が興味深かった。通俗小説は学問の対象ではないのかもしれないが、現代につながる重要テーマではなかろうか。
日本近代文学入門 12人の文豪と名作の真実
2019/08/27 01:37
入門として良い
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者も言及しているが、この本では幅広く作家や作品が紹介されているわけではなく、特定のテーマに基づいて紹介されている。個人的には、文豪たちのエピソードもあり、とても面白かった。