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なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント
「会ったほうが、話が早い」のはなぜか。それは、会うことが「暴力」だからだ。
人に会うとしんどいのは、予想外の展開があって自分の思い通りにならないからだ。それでも、人は人に会わなければ始まらない。自分ひとりで自分の内面をほじくり返しても「欲望」が維持できず、生きる力がわかないからだ。コロナ禍が明らかにした驚きの人間関係から、しんどい毎日を楽にする38のヒントをメンタルの達人二人が導き出す。
なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント
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なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント
2023/08/31 14:17
佐藤優さんと斎藤環さん
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポストコロナには、人と会い、会話して、意図的にメンタルの修復に努めようとのこと。コロナ禍のため、完全リモートの対談本です。会ったほうが、話が早いのはなぜか、会うことが暴力だからだそうです。そうだったのか。
なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント
2022/09/29 10:04
オープンダイアローグの先駆者と、知の巨人が、縦横無尽に語り合った。 英知の言葉が、闇夜のような世界を照らす光となる。
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「本書で私は、佐藤さんと大げさでなく『生き延びるための対話』をしてきたという実感がある」(斎藤環氏の「まえがき」より)
「こういう状況(末期腎不全で十分な作家活動はあと数年しか出来ないことが明らか)で、斎藤環氏は、私が心の底から会いたいと思う人だ。それにはいくつかの理由がある。
第一に、斎藤氏は対話(ダイアローグ)ができる人だからだ」(佐藤優氏の「あとがき」より)
オープンダイアローグの先駆者と、知の巨人が、縦横無尽に語り合った。
世界を襲った新型コロナウィルス。
誰もが予測し得なかった前代未聞の事態が続く中、対話は続けられた。
この時代を生き抜くためには、どのようにすればいいのか。
対話の中から、たくさんのヒントが紡ぎ出されていく。
他人なれども語らいぬれば、命に替わるぞかし。
英知の言葉が、闇夜のような世界を照らす光となる。
<「生きるヒント」より>
○第1章「鬼滅の刃」ブームに見る現代日本人の心の闇
・「密な家族」は仲良くなるか、険悪になるかのどちらかに振れやすい。
・女性は男性よりも、「会わないこと」から受けるダメージが大きい。
・追い込まれないために、悩みや苦痛は口外すべし。ぜひ、役所などにも頼ろう。
・精神科と心療内科の違いを理解して、適切な治療を受けよう。医師は選ぶべし。
・ペットや趣味など「内向きの不要不急」を大切に。
○第2章 人はなぜ、人と会うのか
・(1)人に積極的に会いたい人、(2)一人でいたい人、(3)その中間ぐらい。自分はどれか、「あの人」はどれか、考えてみる。
・人に会うのに苦痛を感じるのは、そこに「暴力性」があるからだと理解する。しかし、その「暴力」には意味がある。
・人と会うことで不確実性は高まる。「偶然の事故」から新しい発見があったり、新たな展開が生み出されたりする。だから対面にはリモートにはない意義がある。
○第3章 危険な優生思想に蝕まれないために
・人間には心があることを再認識する。
・脳科学を過信しない。
・「AI時代」を生き抜く鍵は「読解力」にあると心得よ。
・人間の生に「いい」も「悪い」もない。多様性に対する正しい理解は、これからの時代を生き抜く自分のためでもある。
○第4章「同調圧力」と日本人
・スペイン風邪は記憶されなかった。パンデミックは適切に記憶する努力が必要。記憶するためには「終息記念日」のような祭祀化が必要。
・コロナ禍をめぐるマスコミの「炎上商法」を冷ややかに見ること。
○第5章 息苦しい「組織」「学校」から解放されるために
・自分の居場所が「学校だけ」「会社だけ」になると息苦しくなる。クラブ、教会、学習塾。意識的に別の居場所をつくっておくと、心はだいぶ楽になる。
・この機会にひきこもりの人の気持ちを理解しよう。外に出られなくて苦しんでいる人がいることを理解し、寛容になれれば、外に出られているあなた自身も楽になる。
・「逃げるときには逃げる」というのは、生き延びるための立派な知恵。心の中に、その自由を確保しておこう。
・ポストコロナには、人と会い、会話して、意図的にメンタルの修復に努めよう。
なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント
2022/05/08 10:05
オープンダイアローグの先駆者と、知の巨人が、縦横無尽に語り合った。 英知の言葉が、闇夜のような世界を照らす光となる。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「本書で私は、佐藤さんと大げさでなく『生き延びるための対話』をしてきたという実感がある」(斎藤環氏の「まえがき」より)
「こういう状況(末期腎不全で十分な作家活動はあと数年しか出来ないことが明らか)で、斎藤環氏は、私が心の底から会いたいと思う人だ。それにはいくつかの理由がある。
第一に、斎藤氏は対話(ダイアローグ)ができる人だからだ」(佐藤優氏の「あとがき」より)
オープンダイアローグの先駆者と、知の巨人が、縦横無尽に語り合った。
世界を襲った新型コロナウィルス。
誰もが予測し得なかった前代未聞の事態が続く中、対話は続けられた。
この時代を生き抜くためには、どのようにすればいいのか。
対話の中から、たくさんのヒントが紡ぎ出されていく。
他人なれども語らいぬれば、命に替わるぞかし。
英知の言葉が、闇夜のような世界を照らす光となる。
<「生きるヒント」より>
○第1章「鬼滅の刃」ブームに見る現代日本人の心の闇
・「密な家族」は仲良くなるか、険悪になるかのどちらかに振れやすい。
・女性は男性よりも、「会わないこと」から受けるダメージが大きい。
・追い込まれないために、悩みや苦痛は口外すべし。ぜひ、役所などにも頼ろう。
・精神科と心療内科の違いを理解して、適切な治療を受けよう。医師は選ぶべし。
・ペットや趣味など「内向きの不要不急」を大切に。
○第2章 人はなぜ、人と会うのか
・(1)人に積極的に会いたい人、(2)一人でいたい人、(3)その中間ぐらい。自分はどれか、「あの人」はどれか、考えてみる。
・人に会うのに苦痛を感じるのは、そこに「暴力性」があるからだと理解する。しかし、その「暴力」には意味がある。
・人と会うことで不確実性は高まる。「偶然の事故」から新しい発見があったり、新たな展開が生み出されたりする。だから対面にはリモートにはない意義がある。
○第3章 危険な優生思想に蝕まれないために
・人間には心があることを再認識する。
・脳科学を過信しない。
・「AI時代」を生き抜く鍵は「読解力」にあると心得よ。
・人間の生に「いい」も「悪い」もない。多様性に対する正しい理解は、これからの時代を生き抜く自分のためでもある。
○第4章「同調圧力」と日本人
・スペイン風邪は記憶されなかった。パンデミックは適切に記憶する努力が必要。記憶するためには「終息記念日」のような祭祀化が必要。
・コロナ禍をめぐるマスコミの「炎上商法」を冷ややかに見ること。
○第5章 息苦しい「組織」「学校」から解放されるために
・自分の居場所が「学校だけ」「会社だけ」になると息苦しくなる。クラブ、教会、学習塾。意識的に別の居場所をつくっておくと、心はだいぶ楽になる。
・この機会にひきこもりの人の気持ちを理解しよう。外に出られなくて苦しんでいる人がいることを理解し、寛容になれれば、外に出られているあなた自身も楽になる。
・「逃げるときには逃げる」というのは、生き延びるための立派な知恵。心の中に、その自由を確保しておこう。
・ポストコロナには、人と会い、会話して、意図的にメンタルの修復に努めよう。