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3件
汽車旅の酒
著者 吉田健一 著
旅行をする時は、気が付いて見たら汽車に乗っていたという風でありたいものである――。旅をこよなく愛する文士が美酒と美食を求めて、金沢へ、新潟、酒田へ、そして各地へ。ユーモアに満ち、ダンディズムが光る著者の汽車旅エッセイを初集成。巻末に観世栄夫の逸文を付す。〈解説〉長谷川郁夫
汽車旅の酒
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汽車旅の酒
2021/09/24 23:24
汽車旅の酒
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書では観光ではなく旅行をし、その道中や行った先で酒を飲む事を楽しんでいる。特に金沢や酒田は食べ物もおいしそうでよかった。高いものばかりではなく、駅の立ち食い蕎麦屋や、安い食べ物の旨さなども語っていて面白かった。
汽車旅の酒
2019/04/13 18:39
旅のお供に、旅の参考に
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投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
馴染みの路線の馴染みの列車に乗って、馴染みの宿に泊まって、また馴染みの路線と列車で次の馴染みの宿に向かう。
出発前の駅、列車の中、宿、ずっとお酒と肴がお供だ。
日常から解放されたくて、そういう旅に出る。
旅の参考にしたい。そして、旅に出る際には旅のお供にこの本を持っていきたい。
2024/08/06 15:01
昭和の旅
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投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
旅のエッセイを何冊か読むうちに見つけた一冊。目的は汽車の出発前から酒を飲み始める。寝台車であろうが椅子席であろうが兎に角飲む。目的地に着いたら観光などはせず、また朝から飲む。旅行先は同じ場所。宿屋も料理屋もクラブも同じ店。今書かれているエッセイとは趣を異にする。同じ話が重複して出てくるので途中で飲み飽きたことも。
二編の短編小説はやや読みずらく主題を理解できなかった。東北本線の小説は書き出しが現在なら不適切な感じがした。巻末エッセイで旅の中身がわかった。まさに飲むだけの旅。