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4件
中国哲学史 諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで
著者 中島隆博 著
春秋戦国時代に現れた孔子や老子ら諸子百家に始まり、朱子学と陽明学に結実したのち、西洋近代と対峙するなかで現代の儒教復興に至る中国哲学。群雄割拠から統一帝国へ、仏教伝来、キリスト教宣教、そして革命とナショナリズム。社会変動期に紡がれた思想は中国社会の根幹を形づくった。本書は中国3000年の叡智を丹念に読み解き、西洋を含めた世界史の視座から、より深い理解へと読者をいざなう。新しい哲学史への招待。
中国哲学史 諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで
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中国哲学史 諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで
2022/03/04 18:01
読みやすい!
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
哲学がどうあるのか、思想だけでなく、ちゃんと社会との関わりの中で説明されているので、類似書に比べて理解しやすいです。さすが中島先生。
2024/02/10 21:28
中国哲学の変遷
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国の哲学と聞くと孔子や老子などしか思い浮かばなかったが本書を読むことで外来の思想の影響も受けながら時代時代に変遷していく豊かな世界が見えてきて面白かった。
2022/05/23 06:00
とにかく脱帽、素晴らしい丹念で平易な優れた論考
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:momochan - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国哲学の今や押しも押されもせぬ第一人者 同世代として尊敬している中島先生の新著。正直言って、ガブリエルさんとの対談等ではその素晴らしさ、魅力が本当にわかっていなかったことに気付かされた。これまでの専門書(荀子など)は難解でついて行けなかったのだが、今回の著作は、いろいろな大学での講義を一つの土台にしておられる(だからといって決して学生に迎合したような雑な部分は一切ない。)と書いておられるだけに、わかりやすさも充実度も抜群。一も二もなく脱帽、感服。もっと勉強したく意欲を掻き立てる本でもある。イデオロギーで捉えがちな中国政治経済の深層にあるものを等身大で見つめ直すためにも素晴らしい示唆を与えてくれるように感ずる。もっと、周囲の人たちにも宣伝します!新書価格では安すぎ!