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統一教会 性・カネ・恨から実像に迫る
著者 櫻井義秀 著
一九五四年、文鮮明によって創設された統一教会。戦後韓国で勃興したキリスト教系新宗教の中でも小規模な教団だったが、日本に渡ったのち教勢を拡大、巨額の献金を原資に財閥としても存在感を強めた。「合同結婚式」と呼ばれる特異な婚姻儀礼、日本政治への関与、霊感商法や高額献金、二世信者――。異形の宗教団体はいかに生まれ、なぜ社会問題と化したのか。歴史的背景、教義、組織構造、法的観点などから多角的に論じる。
統一教会 性・カネ・恨から実像に迫る
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2024/11/03 22:39
全貌は まとまってるが 贖罪は?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
いわゆる統一教会(現在は「世界平和統一家庭連合」になっている)の実像を、歴史的、多方面から分析し、今後の問題に至るまでをコンパクトにまとめた本。文鮮明は果たして「メシヤ」なのか、韓国の統一教会と日本の統一教会の違い(韓国が主で日本が従。日本は資金調達の役割を果たす一方で、韓国にはそういうのがないうえ、企業体でもある)、1980年代を境に統一教会の傾向が変わったこと(反共産主義から霊感商法へ)、韓国に渡った日本人女性信者の実態、法規制とその問題点、と言ったことが書かれている。
2.評価
(1)新書というコンパクトな媒体で、凄く厚いわけでもないのに、内容が多岐にわたっており、今後統一教会を知るうえで必読の文献になると思われる。
(2)ただ、本書においては、あとがきにある「『恨』」について不十分と認定し、それは重要と思われるので、1点減点で4点とする。統一教会の側の狙いとしては、たしかに大日本帝国の植民地支配はあるかもしれないが、日本で勧誘されている信者は、手相や姓名判断がきっかけという記述が目立ち、植民地支配との関係がよく分からなかった。歴史を正確に学べば贖罪意識が出て当然だと思うが、もしそうだとどういう影響になろうのだろうか(統一教会の信仰を受け入れやすくなるのか)。
統一教会 性・カネ・恨から実像に迫る
2023/06/15 21:58
統一教会について、かなり詳しく著された1冊です。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今、巷を騒がせている統一教会がどんな組織なのか、著者がかなり詳しく著した1冊です。
統一教会の歴史、思想の分析にも触れていますが、私は特に統一教会のマインドコントロールや霊感商法の悪質さ、そして信者が強いられる過酷な布教活動を詳細に著した項目に一番目が行きました。身震いするほどの恐怖を覚えました。
統一教会 性・カネ・恨から実像に迫る
2023/06/02 21:55
漢字が多くて名前が覚えれん泣
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投稿者:いっすべが - この投稿者のレビュー一覧を見る
統一教会は韓国を本拠地としているため、やはり韓国人の名前が多く出てきます。正直誰が誰だかわからなくなるので、私はメモを取りながら読んでいます。内容はとても面白いのでぜひ読んでみてください。