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11件
空海の風景
著者 司馬遼太郎 著
弘法大師空海の足跡をたどり、その時代風景のなかに自らを置き、過去と現在の融通無碍の往還によって、日本が生んだ最初の「人類普遍の天才」の実像に迫る。構想十余年、著者積年のテーマが結実した司馬文学の最高傑作。 0ページ
空海の風景 下巻 (改版)
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空海の風景 改版 下巻
2024/03/29 12:16
良い本です
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
随筆のような散文のような味わい深い小説を読み終わりました。確かに空海の居た風景を感じました。空海そのものとか、空海の真言宗の内容とかそういうものにはあまり触れませんが、空海が存在した時代の空気を感じました。
空海の風景 改版 上巻
2024/03/29 12:14
タイトルが良いですね
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
司馬さん自身がこれは小説だからと何度か断りをわざわざ入れている。それほど小説らしくない小説です。散文風でもあり、エッセイ風な箇所もあり、司馬さんがちょくちょく顔を出す雑文集のようでもあります。
空海の風景 改版 下巻
2023/12/25 17:12
充実した読後感でした
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
伝記とは言え、宗教的知識が皆無の私は、読了するのに予想以上に時間がかかりました。下巻は、空海が長安にて密教を習得するところから始まり、帰国後、仏教界の頂点を極め、死亡するまでを描いています。中でも最澄との相克に多くの頁を割いています。私は、労せずに密教を習得しようとする最澄に嫌悪感を持ちました。空海が愛想を尽かすのは当然でしょう。本書は、全くの無名の僧が己の力量のみで頂点を極めるという大出世譚ですが、解説にもある通り、「評伝ではあるが、密教とは何かに関する異色の入門書」ということで、充実した読後感でした。