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4件
化石少女と七つの冒険
著者 麻耶雄嵩
学園の裏手には、大きな大きなクスノキがある。縁結びの木と親しまれるその傍に、生徒の遺体が三つ……。良家の子女が集う京都の名門高校で再び相次ぐ怪事件に、名探偵まりあの血がまた騒ぐ。神舞まりあは、自分以外の部員わずか一人という零細古生物部を率いる化石オタクのお嬢様。そして、誰にも認めてもらえない女子高生探偵だ。これまた誰にも見向きもされない古生物部に、なぜか加入してきた怪しい一年生。無理矢理お嬢様のワトソン役にされ続けた男子部員が抱え込んだ黒い秘密。その上、いかがわしい新入生探偵まで登場。怪しさ倍増の果てに、予測不能の結末が!
化石少女と七つの冒険
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化石少女と七つの冒険
2023/04/23 15:28
最低の名探偵・神舞まりあが帰ってきた!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
『化石少女』の続編がついに一冊にまとまりました。前作『化石少女』のネタバレがあるので要注意、必ず順番に読んで下さい。
『化石少女』での主人公まりあは、逆恨みから、最初に犯人を無根拠に断定。それから、その人物がどうやって犯行を為したかを考えるという前代未聞(というか最低)の推理を披露していましたが、何と、まりあの代名詞、化石少女シリーズの最大の特徴だと思われていたこのスタイルが本書では放棄されてしまいました。
それでも、まっとうな、悪く言えば凡庸なミステリには決してならないのが麻耶雄嵩作品。相変わらず奔放な発想で繰り広げられるまりあの推理に、ワトソン役・彰の思惑や怪しい新入部員の秘めた目的などが絡み合い、精緻かつスリリングな謎解きが展開し、前作以上の驚倒のクライマックスへ。本格ミステリ連作のクリーンヒットと言えるでしょう。ただし、書影の帯にもある通り、後味については保証しかねます。
このオチでは続編は難しい、と思わせて普通に第三シリーズがありそうな本作。化石少女みたびを待望しています。
化石少女と七つの冒険
2023/05/03 20:02
解決しない高校生探偵
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
名家の子女が通う名門高校。なのに次々死人が出る。こんな学校、親なら子供を入れないだろってくらい死ぬ(笑)
古生物部の部長まりあが推理をします。しかし、真実に近づくのを彰が阻止。一年の双葉も何やら曲者。
シリーズ二冊目なのを知らずに読みました。前作をかなり土台にしてるので、順番に読んだ方がいいですね。
2024/02/22 06:15
まりあの推理が
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいて、まりあの推理がめちゃくちゃだったので、なんだこれは、から始まりました。途中で、抵抗感じて、本当に、読了やめようかと思ったくらい。なんとか読了しましたが、後味は……