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SHELTER/CAGE 囚人と看守の輪舞曲
著者 織守きょうや(著)
新人の女性刑務官・河合凪は問題だらけの民営刑務所で働くことに。受刑者に暴行を加えるノイローゼ気味の刑務官。深夜に自らの冤罪を訴え叫びだす囚人。凪自身は姉による父親殺しのトラウマを抱えていた。だが、自由気ままに振る舞う報復殺人犯の阿久津真哉と接するうちに過去と向き合うようになっていく。受刑者の罪と繋がる刑務官達の意外な過去、次第に明らかにされていく殺人事件の真実。懲りない囚人とわけあり看守が織りなす人間ドラマから、最後まで目が離せない。
SHELTER/CAGE 囚人と看守の輪舞曲
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SHELTER/CAGE 囚人と看守の輪舞曲
2023/05/31 21:37
織守さん本初読みだけど、この本でファンになった
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きのこごはん - この投稿者のレビュー一覧を見る
刑務所内の環境、囚人と看守の話だけじゃなく、
囚人と弁護士のミステリーのような話もありで、どうなるのか気になって一気読み。
阿久津と凪の囚人と看守という関係だけじゃなく、
どこか気になる感じ(恋愛ではない)、お互いのつらい過去を知ったときからの距離感が絶妙で良かった。
この2人のこれから短編でもいいから読みたい。
高塚弁護士の"本当に赤崎がやったのか"なミステリー要素ある話も良かった。
最初高飛車な感じで嫌だったけど、なんだかんだ言って諦めない姿がだんだん好きになった。
高塚弁護士シリーズがあるとのことなので絶対読む。
SHELTER/CAGE 囚人と看守の輪舞曲
2023/12/14 04:38
よかったです
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
もっと、厳しい環境のお堅い話かなと思っていたので、濃密な人間ドラマが読めて満足です。
それぞれ傷つけ傷ついた過去があり、現在もまたそれらに苦しめられたり葛藤したり…罪を犯すことも償うことも、もちろん簡単ではない。
現実はこうはいかないだろうけど、相手を知ること、対話って大切なんだろうなと改めて感じました。
SHELTER/CAGE 囚人と看守の輪舞曲
2023/03/27 11:30
囚人と看守
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
民営刑務所で働く新人の刑務官の河合凪は不思議な囚人を見つける。その囚人は阿久津といい、何年も刑務所にいるが、犯罪の匂いを感じさせない受刑者であった。河合は阿久津に興味を持ち、彼を一人の人間として接し始める。その阿久津は実は犯罪被害者であり、加害者でもあったのだ・・・・・。
囚人と看守の関係はあまり表沙汰にはならないので、興味を持って読むことができました。あまりない設定なので、読むのに時間がかかってしまいましたが、読破後は満足感がありましたね。被害者家族、加害者家族の両方になった場合のことを考えさせられましたね。ずっと読んでいたい内容でした。